最新のMVNO・格安SIMの動向を知るため「MMD研究所主催 第4回MVNO勉強会」に参加してきた

スポンサーリンク

2017年1月23日、MMD研究所主催「第4回MVNO勉強会」に参加してきました。今回で4回目となっています。

過去に参加したものは下記をご覧ください。

なおMMD研究所主催の「MVNO勉強会」については大手ニュースメディア等で既に書かれているのですが、大手メディアでは書けない個人ブログならではの視点で説明していきます。

現在の格安SIMの動向

最初に現在の格安SIMの動向について説明がありました。MMD研究所所長の吉本浩司氏からの説明になります。

スマホを持つ女子高生の95%がiPhone

カメラ目線はもらえないのでいつも目線が全く違うところを向いている写真しか撮れませんww

最初に最近はスマートフォンの伸びは鈍化しているということを説明されました。もちろんスマホの所有は伸びてはいるのですが一時期ほどの伸びが無いとのことです。

スマホの所有割合は若いほど多く、年齢が高くなるほど少なくなる傾向にあります。年齢が高くなるほどフィーチャーフォンの需要が高くなるということにもなります。

ここで面白いことを聞きました。一部の人には常識かもしれませんが、スマホを持っている女子高生の実に95%がiPhoneだということ。もう女子高生がスマホを持つ=iPhoneを持つという認識で問題なさそうです。親御さん大変だろうな・・・・

格安SIMの認知は増えておりキャズムを超えたかもしれない

続いて格安SIMについての認知度についての説明がありました。

格安SIMを認知している人は全体の83%以上ということに。ただしこれはインターネット調査なので実際には80%を切ってくると思います。またサービス認知が50%を超えたことはかなり重要なことだと言っていましたが、たしかにサービス認知が50%を超えたということはこれからますます格安SIMが広がる可能性が高くなっていると思います。

そして利用検討が2割を超えたのでキャズムを超えたと思われるということも言われていました。キャズムを超えるとどうなるか?それは一般層への拡大が急速に広がることを意味します。何でもそうですが、新しい商品・サービスが出た場合、すぐに購入・申し込みをする人がいます。

それが「イノベーター」と呼ばれる人。サービスによってはイノベーターだけで終わってしまうものもあります。イノベーターについで購入・申し込みをする人が「アーリーアダプター」と言われる人、その次が「アーリーマジョリティ」と呼ばれる人でここまで来ると世間一般に認知されたことになります。この先は基本的に先細るのですが、商品・サービスによってはなだらかにほとんど変わらず推移していくものもあります。コモディティと呼ばれる商品なんかはまさにそうです。

しかし格安SIMの成長は鈍化してきています。2015年10月と2016年10月とでは53%も増加していますが、2016年4月と2016年10月では上記グラフで見た通り鈍っています。

格安SIMを使っているデバイス1位は当然スマホ

続いて格安SIMを使っている端末は何か説明されました。8割がスマホで、続いて1割がタブレットという結果に。約8%がモバイルルーターという結果になっています。なお以前よりモバイルルーターの割合が減り、スマホの割合が増えているそうです。

格安SIMはアンドロイド市場

格安SIMのスマートフォンのうち約53%がアンドロイドであり、iPhoneは約27%という結果になっているそうです。これは当然と言えば当然かもしれませんが数字で見るとやはりインパクトがありますね。

格安SIMのシェア及びスマホのシェア

気になる格安SIMのシェアは下記の通りでした。

となっています(各MVNOの公式サイトへリンクをはっています)。

伸びとしてはmineoがかなりシェアを伸ばしてきていますが、伸ばしてきている反面サービスに問題も出てきているようです。またこの資料は少し前のものであり直近ではUQモバイルが伸びてきているという補足がありました。実際UQモバイルはテレビCMの効果もあり今一番伸びている格安SIMだと思いますし、速度の快適さは他に類を見ないものとなっています。

なお注目のLINEモバイルが今後、どこまでシェアを伸ばしてくるのかも見ものだと言えます。

音声通話SIMとデータ通信SIMの申し込み割合

音声通話SIMとデータ通信SIMの割合は、53.8%が音声通話SIMでデータ通信専用SIMは46.2%という結果に。ただし2016年だけを見ると約7割が音声通話SIMとなっているそうです。

今までは携帯電話2台持ちやアーリーアダプター層がメインであった格安SIMにアーリーマジョリティ層が加わった結果、メインで使うスマホで格安SIMを使う人が増えていることを意味していると言えます。

また音声通話SIMとデータ通信専用SIMにおけるMVNOのシェアを見ると順位が異なることも面白いと思いました。音声通話SIMでは楽天が1位ですが、データ通信専用では2位になります。これは楽天モバイルのセール時に音声通話SIMの方が端末購入費が安くなることにも起因しているように思います。

格安SIMを使う人の性別と年代におけるボリュームについても説明されました。メインは40代、続いて30代ですが徐々に20代の割合も増えているそうです。

音声通話付きSIMは女性の伸びが顕著になっているそうです。

契約しているデータ容量、5人に1人が1GB未満というのは少し驚きました。でもこれ少しアンケートが悪いように思います。3GB以上が3割以上なのですが実際には3GBのプランが最多ということで良いと思います(楽天モバイルみたいに3.1GBというプランもありますが)。

ただし徐々にデータ容量の多いSIMにシフトしているようです。

格安SIMにする人の36%がMNPで64%が新規契約ということでした。

MNPはdocomoからが最多で、次にSoftBank、解約してY!モバイルという人も多いとのこと。上記のグラフからだと少しわかりづらいですね。

音声通話付きSIMに関しては約7割がMNPからということです。これはスマホ1台の人からしてみれば当然というえば当然ですね。

データ通信専用SIMは2台持ちという人が54%もいるそうです。もっとも僕みたいに20台以上持っているという人もいますけどねww

音声通話SIMにすると人の4割がセットでスマホを購入しており、逆にデータ通信専用SIMを契約する人の4割は別に新規スマホを購入しているそうです。

続いて格安SIMを使っているスマホのシェアNo.1は38.8%でiPhoneということでiPhone5sが10.8%ということになっているそうです。

シェアとしては下記の通り

  • 1位:iPhoneシリーズ 38.8%
  • 2位:Xperiaシリーズ 11.5%
  • 3位:ZenFoneシリーズ 9.8%
  • 4位:ARROWSシリーズ 6.6%
  • 5位:AQUOSシリーズ 6.1%
  • 6位:HUAWEIシリーズ 5.7%
  • 7位:Nexusシリーズ 2.8%
  • 8位:FREETELシリーズ 2.7%
  • 9位:Galaxyシリーズ 2.0%
  • 10位:HTCシリーズ 1.2%

iPhoneが1位、2位にXperiaはdocomoのスマホの割合でも言えることでこれは納得なのですが、3位にZenFoneが入っている点はZenFoneがそれだけ受け入れられていることに思います。HUAWEIが6位というのは意外でした。もう少し上かと思っていたので。またGalaxyが9位も思ったよりも低いように思います。

格安SIMの購入チャネル

格安SIMをどこで購入するか?ということでは全体では約42%が各MVNOのWebサイトということになっています。続いて約21%がECサイト(amazonや家電量販店のサイト)ということです。ここで質問をし忘れたのですが、5.4%が格安SIM販売直営店となっており、総合スーパーが3.6%あるのですがイオンモバイルはどちらなんだろう?ということ。質問しておけばよかった。

音声通話SIMは8割の人が店頭購入時にそのまま契約しているそうですが、データSIMは約5割にとどまっています。

なお店頭で契約する場合、もうサービスを決めてから店舗に行くことが多いそうです。

まとめ

今回の説明のまとめとして下記の通り発表されました。

2017年におこること

格安SIMをメインに使う人が増えるというのは当然の流れだと思います。また女性利用者も増えるのも当然の流れです。大手3キャリアからのMNPが進むのも当然の流れですが、docomo以外はサブブランドでの囲い込みも激化していくように個人的には考えます。

上記以外では、20代前半は親御さんに支払ってもらっているが20代後半になると自分で支払うために大手キャリアからMVNOにする人が増えてくるので伸びる可能性が高くなるだろうということでした。

その後、MVNO4社より発表がありました。

OCNモバイルONE 金山賀王さんより

「7割が男性、3割が女性 会社員が7割近くいる」「5GB以上のプランが増えていて利用料が増えている」とのことでした。以下、発表資料です。

>>OCNモバイルOne公式サイト

IIJmio 佐々木太志さんより

「2017年にはフルMVNOのサービスを開始する」「MVNO業界の今後」「eSIM」この3つのキーワードを中心に話されましたが、おそらくIIJ ミーティングでは馴染みの話のような。

参考資料

>>IIJmio公式サイト

BIGLOBE SIM 中野雅昭さんより

「BIGLOBE Wi-Fi 全国86000か所」「1人あたりのデータ量は1.6倍に増えている(この1年間で・2015年9月と2016年9月と比較して)」「2月に新サービス」このキーワードが気になりました。

参考資料

エンタメフリーは数少ない動画を含むカウントフリーで需要は大きく感じます。

>>BIGLOBE SIM公式サイト

mineo 上田 晃穂さんより

ユーザーとの距離を縮めたいということはわかりましたが、この頃になると疲れてあまり聞いていませんでした(^_^;)

参考資料

ただし利用者が増えれば当然リテラシーの低い自己本位な人も増えるためフリータンクを始めとするユーザーの好意によるサービスの質はどうしても低下してしまうように思います。

>>mineo公式サイト

テーマ別座談会

各社の発表を終えた後にテーマ別の座談会が行われました。メモしたことをそのまま記載しておきます。

その1・2016年のMVNO業界を振り返って、MVVNO市場全体の評価と課題は?

OCN

「認知が広がった。より安全に使ってもらうことが課題となると考えている。田舎も認知は高まっているか?地方も含めて認知はあがっている印象:

IIJ 

「SIMフリーの端末のラインナップが増えた。2014年が元年だと思っているが2016年はSIMフリースマホのラインナップが増えてサプライの需要も増えた。こういうところがMVNOの業界を賑わいを与えている。悪いところでもMVNOが取り上げられるようになってきた。安心安全に使うための声が増えてきた。」

「MVNOの本質は多様性ということでしたが、均一化がみられるようになったが?サービスとしては均一化。諸外国ではMVNOが広がった後に縮小化している例もある。MVNOが伸びていくためには多様性。サブブランドが多様性といっていいのか?ということには疑問が残る。キャリアと同じようなスマホを売っていくのも問題が出てくるように思う。伸びに対しては危ういところもある」

ビッグローブ 

「まだまだ若年層にパイがあるし年配者に認知が広がってない。サポート、わかりやすい、セキュリティが重要」

「回線速度、QOEが大切(クオリティオブエクスペリエンス)、課題も残っている」

「多様性という意味では大手キャリアや他のMVNOと同じことをしていても意味はないと思っている。だから差別化に力を入れる」

「再編は起こるか?おこると思う。(その質問する?ww)既存会員には今まで以上のサービスを展開していく。」

「大きい参入もあるか?自動運転や新しいサービスでMVNOが重要になりその分野であると思う。」

mineo 

「市場全体としては認知は伸びてはいるが利用検討までいってほしいので自分事化して利用検討までいく層を増やしたい。そのためにCM等をうって利用認知まで行っていきたい。信頼・安心を増すためのことをしたい」

「LCCの認知は高い、サービスをカットして割り切っているが、MVNOはオプションが増えてサービスが増えているように思うがどうか?」

自社サービスの点数100点満点中何点?(2016年を振り返って)

  • mineo 92点 端末が少ないこと、回線が遅くなったことが課題
  • BIGLOBE SIM 80点くらい 事業上の課題があって露出に力をいれられなかった。端末の中ではiPhoneも始められたことやエンタメフリーをはじめたことは評価している。来年度は100点としたい
  • IIJmio 60点くらい ビジネスとしては順調に伸びているが合格点ではあるが強味であるイノベーションについては評価を辛くしないといけないと思ったので辛めにしている。全く新しい伸びを目指す
  • OCNモバイルONE 80点くらい やるべきことはしてきたがニーズにはこたえきれてないので

その3

  • 競合企業との差別化や注目点
  • セカンドキャリアの攻勢について
  • SIMフリー端末や販売チャンネル
  • 総務省の動き(要望なども)

IIJ 

大事な観点としてMVNO委員会(2013年設立)として要望したものは実現したりその方向に舵をきれたが、総務省に届いてないこともあると思う。総務省に守ってもらうことにMVNOが伸びることになったが、庇護してもらうよりは独り立ちすべき、業界として伸びていくべきだと考えている。MNOと渡り合っていけるようにしないといけないと思っている。MVNO業界としてはまだ総務省の庇護無しではいられないので足りないところをフォローしてもらいたい。

mineo 

セカンドキャリアさんが強い、資金力が違う。一般ユーザーの信頼を得るためには最低限のCMや店舗は必要だとは考えている。UQモバイルの攻勢でAプランの売り上げは落ちていない。認知という意味ではCMは歓迎。mineoもあるぞということで。でも影響は実質無いと思う。

auユーザーはドコモ系MVNOに乗り換えないといけないのか?という声もあった(MMD)。

ビッグローブ 

カウントフリーが増えている中、カウントフリーはどこまで増えていくか?(MMD)動画を見たいというお客さんもいろいろいる。自分たちの得意な分野でカウントフリーにしたい。

OCNモバイルONE 

量販店での販売も広げてきた。今後はWebにも広げていきたい。音声SIMに関してはリアル店舗も重要だと考えている。

2017年度 上期で力をいれる点は?

mineo 

目標値としては2017年度末までに100万件を目標としている。他にはない強味をさらに磨いていきたい。価格・機能では横並びなので。

BIGLOBE SIM 

エンタメフリーをさらに強化、コンテンツ以外にも企業として困っていることを解決していきたい

IIJmio 

安心安全をさらに強化していきたい。大容量にも対応していきたい

OCN 

安心安全をさらに提供していきたい

質疑応答とETWS

この後に質疑応答の時間がありました。僕は第1回からほぼ同じ質問をしていますがその質問は「ETWSについて」ですが今回もETWSについて質問をしました。

しかし、各社MVNOは今後安心・安全を強化すべきという割にはETWSについてはあまり真剣に考えていない印象を受けました

もちろんETWSについてはMVNOというよりはSIMフリースマホのメーカーの問題であり、総務省及び気象庁が一体となって改善すべき問題です。

だからといってSIMフリースマホをセット販売にしているMVNOが何もしなくても良いのか?といことは別問題であり、セット販売時のSIMフリースマホの情報にきちんとETWSについての対応を記載すべきですが、実際に行っているMVNOが一社も無いということは残念なことだと思います。

こういうことを解決してないのに安全・安心を推し進めていくと言ってもどうも一利用者としては信用出来ない部分が残るんですよね。

なお今回の4社の中でETWSについて一番情報を発信しているのはIIJmioですが、それでもこれから格安SIMにしようとしているユーザーに分かりやすいコンテンツは作れていないと思います。

参考

>>緊急地震速報等に使われる「ETWS」 SIMフリー端末で対応しているか確認してみた

日本は自然災害の多い国だからこそ、ETWSについてMVNOはもっと真剣に取り組んで欲しいと思います。

PR
お知らせ

お知らせ

弊ブログでは月に数回20社以上のMVNO・格安SIMの速度計測を行って速度の比較を行っています。そして月に1度更に速度のまとめ及び比較を行っています。最新の速度計測をまとめたものが下記記事になります。参考にしてもらえれば幸いです

なお、最新の格安SIMの通信速度は下記よりご覧ください。

" 格安SIM速度計測 "一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
お得な格安SIM・格安スマホのキャンペーン

格安SIMや携帯に関するお得なキャンペーン情報

当サイト限定!UQモバイルをここから申し込んでもらえると最大10000円分の商品券がもらえます
UQモバイルとモバイルガジェット東京03のコラボでお得にUQモバイルを始められます

Y!モバイルでSIMカードの契約だけでも最大15000円のキャッシュバックキャンペーン中!
SIMカードのみの契約でも新規・他社からの乗換えで最大15000円のキャッシュバック実施中です。

U-mobile トライアルキャンペーン実施中!!
格安SIMってどうなの?という方に最大2ヶ月間無料で試せるキャンペーンです!解約金もかかりません

docomoの携帯代を少しでも安くしたいのならこの記事がおすすめ!
家族2人以上でdocomoを使っている方なら確実にお得になるクレジットカードを紹介しています

でも、どのキャンペーンがお得か分からない!のなら
キャンペーン情報をおすすめ且つお得な順に紹介しているのでこちらをご覧ください。

スポンサーリンク

2755582