b-mobileの格安SIMやスマホを購入しようとしている方へb-mobileの情報を徹底的に解説します(最終更新 2015年8月30日)
b-mobileについて
1996年に設立された日本通信株式会社が行っています。日本通信株式会社は東証一部上場企業であり信頼性という意味ではかなり高い企業だと言えます。またMVNOを一番最初に開始したのも日本通信株式会社でありMVNOの中では老舗中の老舗と言えます。
反面、老舗だけあって一番苦労をした会社とも言えます。回線速度が遅い!という評判がみるみる広がってしまい「b-mobile」はやめておけ!ということがネットを見るとかなり散見されます。しかしb-mobileの方の話を聞いたことがあるのですが、今後は他社の回線速度に負けないように設備の増強を行っていくと言っていましたし実際に僕が行っている速度計測でもかなり改善されてきており、決して速度が遅いとはいえないMVNOになってきています。
また話題になったイオンスマホもb-mobileが最初でした。
b-mobileのMVNE元
b-mobile自体がMVNEになっていますが、現在他にMVNE元として提供を行ってはいないようです。
b-mobileの特徴
b-mobileの特徴としては、2種類の基本プラン「定額高速プラン」と「おかわりSIM」があるということです。
定額高速プラン
定額で決まったデータ容量か無制限か選べるSIMです。音声通話機能付きのSIMもあります。定額だから遅いかと言えば以前はかなり遅かったそうですが5月くらいから改善され概ね2Mbpsくらいの通信速度が出ているそうです。docomo系のMVNOの格安SIMで無制限でデータ通信が行えるのはb-mobileを含めて3社ある訳ですが、その中でもっとも速いと言われています(2015年8月現在)。
おかわりSIMプラン
そして最近人気なのがおかわりSIMプラン。僕もこのプランを使っています。月間のデータ使用量が1GBまで500円で後は1GBごとに250円ずつ増えていくと言うもの。最大で5GBで1500円までとなっていますが5GBを超えても速度制限はされるものの使えなくなるという訳ではありません。
このプランの良いところはいくらデータを使うか解らないという方でも安心して使えるということです。1GB使うのか2GB使うのかという心配をしなくて良いということになります。
また3GBのデータ量の格安SIMはMVNO各社がいろいろ出しているのですが、使っていない分のデータ量は翌月に繰り越して使えるところがほとんどですが翌月に繰り越した分を使うかどうかと言えばそんなことはあまり無いと思います。結局無駄に支出してしまっていることが多いと言えます。しかしb-mobileのおかわりSIMなら無駄な支出が抑えられると言えます。
b-mobileのSIMプラン
上記で書いた通り「定額高速プラン」と「おかわりSIM」がメインのSIMプランになります。
いずれも事務手数料(初期費用)は3000円となっています。
定額高速プランのSIMプラン
プラン | データSIM(SMSなし) | データSIM(SMSあり) | 音声通話機能付きSIM | 通信速度 |
---|---|---|---|---|
3GBプラン | – | 1180 | 1980 | LTE対応 |
無制限 | – | 1980 | 2780 | LTE対応 |
SMSは標準で機能として持っています。公式サイトでは下記の通り説明されています。
おかわりSIMのSIMプラン
おかわりSIMプランはデータ通信のみのプランになっているので音声通話機能が必要な場合は「定額高速プラン」になります。またSMSのオプションもありませんのでご注意ください。
データ量 | 料金 |
---|---|
1GB(1000MB)まで | 500 |
2GB(2000MB)まで | 750 |
3GB(3000MB)まで | 1000 |
4GB(4000MB)まで | 1250 |
5GB(5000MB)まで | 1500 |
なお5GBを超えても使うことは出来ますが通信速度は200Kbpsに制限されます。
でもこのプラン、月プラス150円出しても良いからSMS付きを出して欲しいですね。
その他の費用
- 通話料金(音声通話機能付きSIMのみ)20円/30秒
- SIMカード再発行:SIMカード1枚につき音声付き・3000円 / データ通信・2000円
- SIMカードサイズ変更:SIMカード1枚につき音声付き・3000円 / データ通信・2000円
- SIMカード交換:SIMカード1枚につき音声付き・3000円 / データ通信・2000円
速度制限・帯域制限
b-mobileの良いところは、速度制限が無いということです。他社であれば3日間合計650MB以上とか1000MBになると速度制限がされることもありますがb-mobileにはありません。
b-mobileの通信速度・評判・口コミ
一時期は物凄く評判が悪かったのですが、最近は改善されたためかなり評判がよくなっています。特に「高速定額プラン」はdocomo系MVNO3社(b-mobile、U-mobile、ぷらら)の中では最速と言われています。もちろん地域や時間帯によって差はあるものの、概ね3社の中では速いと言われています。
おかわりSIMにしても7月は遅かったのですが8月になってから改善されたのかかなり高速になってきています。
2015年8月の速度は下記の通り
MVNO | 12時台 | 12時台 | 16時台 | 16時台 | 18時台 | 18時台 |
---|---|---|---|---|---|---|
b-mobile | 0.51 | 0.64 | 11.89 | 6.73 | 5.19 | 2.39 |
さすがに12時台は遅くなっていましたがそれ以外の時間は概ね好調な数値になっていると思います。
もちろんこれよりも速い格安SIMはある訳ですがおかわりSIMというメリットを考えれば悩むところだと思います。
b-mobileで使える公衆Wi-Fiサービス
残念ながらb-mobileで使える公衆Wi-Fiサービスはありません。以前は行っていましたが今は行っていないということです。しかし他社で行っているところと言えばNifMoくらいでありサービス面としては普通のMVNOだと言えます。
b-mobileを実際に使っての感想
現在、b-mobileのおかわりSIMを使っている訳ですが、データ通信の容量をそれほど気にしなくても良いというのは嬉しいですね。1GBプランの格安SIMだと1GB超えてしまったらどうしようとか考えてしまいますが、おかわりSIMであればプラス250円だから良いかな?と思いますので。ただし1000円以内で抑えたい!という方には向いてないとも言えますね。
また高速定額プランは使っていませんがもしMVNOの中で定額プランを選ぶのなら迷うことなくb-mobileを選びます。
こんな人におすすめ
高速定額プランは無制限で気にせず通信をしたい方向けと言えます。ただし動画を見たりするのであればそれほど高速では無いのでウェブブラウジングやメール、LINE、Twitter等のそれほど高速回線を必要としないサービスメインの方向きになります。
おかわりSIMプランは月によってどれぐらいデータ通信を行うのか解らないけど概ね2~5GBだろうという方には良いプランだと思います。
b-mobileのスマホセット
あまり端末販売には力を入れていませんが、現在メインで販売しているのはかなり評判の悪かったVAIO Phoneです。もしくはLG G2miniと2モデルのみとなっています。正直、b-mobileを使うのであればスマホ本体は自分で用意されるのが良いでしょう。
b-mobileで使っているスマホが故障したら?
b-mobileでセット購入したスマホが故障した場合はメーカー保証内であればそのまま修理となります。破損の場合は有償修理となります。
正直、b-mobileで使う場合は自分でスマホの管理が出来る方向きだと言えます。もしくは2台持ちの方向けかな。スマホ本体とセットで購入する場合は他のMVNOで購入した方が良いと思います。例えばNifMoとかDMMモバイルとか。
そちらの方が万が一故障や破損した場合でも安心なプランが用意されていますので。
管理人より
b-mobileは初めてスマホを持つ人向きでは無いというのが本音のところ。でも自分でスマホを用意する方には良いものではないでしょうか?
もしくはb-mobileと言えばイオンが積極的に販売しているのでイオンで購入する場合に限り、初心者にも良いと思います。