ウェアラブル機器を影から支える伸び縮みする電線「ROBODEN」をCOMPUTEX2017で見てきた

ROBODEN モバイル関連機器

台湾で行われたCOMPUTEX TAIPEI 2017。海外メーカーが多い中、日本メーカーも出典をしていました。その中で個人的に凄く興味を持ったのが旭化成の「ROBODEN」

ROBODENとは伸び縮みする電線で、ウェアラブル機器を影から支え、今後いろいろな分野で使われるようになっていくように思います。

ROBODEN

ヘッドバンキングするマネキンの頭

COMPUTEXは何百という企業がブースを出しており、自分の好きなメーカー以外だと見逃すことも多いですし、何よりも英語か中国語が話せないと意味が分からないものも多いのが難点。

その中で「Asahi KASEI」という文字が見えて、旭化成も出展しているんだな~と思っていて見ていると展示品の中にヘッドバンキングするマネキンの頭があり、あまりにもシュールな光景に見とれていました。

10秒も無い動画なのでよければ見てください。

見とれていると中国語を話す方に声をかけられたのですが、もちろん話せる訳もなく「じゃぱにーず」と言うと日本人スタッフの方を連れてきてくれて説明を受けることが出来ました。

伸び縮みする電線

このヘッドバンキングするマネキンの頭は伸び縮みする電線をヘッドホンに使った時、一般的なヘッドホンとどれだけ違うのかを分かりやすく見せるために設置したということ。

上記の動画を反対側から撮影したものが下記の動画です。

一般的なヘッドホンのケーブルは伸び縮みをしないため、かなり揺れています。そして揺れて頭にあたり結構気になるもの。しかし伸び縮みするケーブルであれば頭に当たることもなく軽快に使うことが出来ます。

これ、ランニング時にヘッドホンを使いたいという方には非常に便利なのではないでしょうか?

上記が電線(ケーブル)のアップです。これがどれぐらい伸びるかと言えば下記の動画をご覧ください。旭化成の方、撮影協力ありがとうございました。

結構伸びるのが分かると思います。

これがヘッドホン以外にもどのように使えるかと言えばこちら

マッピング等でセンサーをつけて計測したい時、普通のケーブルだと伸び縮みする分、「たるみ」がどうしても出てしまいます。しかしROBODENの伸びるケーブルであれば「たるみ」が出ることも無いので全身につけるようなものであればより快適に動けるようになります。

伸びる電線がより細くなり素材等も改良されていけば当然医療分野にもいろいろと応用出来るようになるでしょう。

展示されていたヘッドホン

ROBODENもいろいろな太さがありました。

いろいろな身近なもので製品化も行われてきているそうで、期待が高まります。

なお旭化成はあくまでも電線の供給でありヘッドホン等の商品を提供する訳では無いのでご注意ください。一般人向けではなくウェアラブル機器を生産するメーカー向きの製品です。

>>ROBODEN公式サイト(日本語)

コメント

タイトルとURLをコピーしました