電源コード不要!モバイルプロジェクター「ASUS ZenBeam E1」レビュー。ZenFone3 Ultraとの組合せで持ち運びも簡単。P2Bとの比較も

ASUS ZenBeam E1 モバイル関連機器

ASUSから2017年2月10日に発売された電源不要で最大5時間稼働するモバイルプロジェクター ASUS ZenBeam E1をついつい購入してしまった・・・ということでレビューです。

ZenFone3 Ultraを組み合わせると電源コード不要で簡単に外出先で最強のモバイル環境のプレゼン出来るようになります!

ASUS ZenBeam E1

ASUS ZenBeam E1とは?

ASUS ZenBeam E1とは持ち運びが非常に楽な手のひらサイズのプロジェクターです。

ASUS ZenBeam E1

100円玉とくらべて貰えばわかりますが、非常に小さいことが分かります。重さも約307gとスマホ2台分くらいの重さで厚みも約29mmということでスマホを3枚重ねたくらいの厚みしかありません。タバコ2箱分より少し厚みがある程度です。

タバコと同サイズのネオシーダーという医薬品と並べて撮影。タバコ2箱分くらいの大きさということがわかると思います。

タバコの箱よりは厚みはあるもののこの小ささというのは非常に持ち運びに便利です。更にバッテリー駆動するのですから驚きです。

日本では2017年1月20日に開催されたASUSのイベント「ZenTour」で始めて公開されたものの、その時点では日本での発売は未定という状態でした。それから2週間ほど経過して日本での発売も決定して2月10日に発売が開始されました。なおASUSの公式ネットショップ「ASUS Shop」での取扱はなく(現在は取扱開始)、amazonでの購入となりました。

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このプロジェクターの凄いところは、電源無しで最大5時間まで投写出来る大容量バッテリーを内蔵しており、更にスマホ等への充電も可能となっています。

ASUS ZenBeam E1 開封の儀と同梱物

ZenBeamの外観を開封の儀形式で見ていきます。

箱は白ベースでMHL対応ということがわかります。

ASUS ZenBeam E1

右上に「BATTERY LIFE 5hours」と書かれており、5時間対応のバッテリーであることがわかります。

開封すると一番上に説明書や保証書類。その下にZenBeamが専用ケースに入って鎮座していました。

ASUS ZenBeam E1

同梱物は下記の通り。

ASUS ZenBeam E1

電源ケーブル(専用)にHDMIケーブル、そして本体(ケース入り)という構成になっています。

ASUS ZenBeam E1

シルバーの筐体ですっきりとしています。

ASUS ZenBeam E1

背面の端子は右から、イヤホンジャック・HDMI(MHL)端子(HDMI ver1.3)・USB端子・電源端子・電源ボタン となっています。

ASUS ZenBeam E1

サイドの片側にはフォーカス用のダイアルがついています。

ASUS ZenBeam E1

反対側は放熱用の穴が空いているだけです。

ASUS ZenBeam E1

前面には「ASUS ZenBeam」と書かれています。レンズ部分はシャッターで保護されており、手動で開けることになります。

ASUS ZenBeam E1

シャッターを開けた状態。

ASUS ZenBeam E1

上から見たところ。ボタンは4つでリモコンには対応していません。

ASUS ZenBeam E1

本体下部には三脚用の穴が空いており、三脚に固定することも出来ます。ただネジ穴が少し浅いように感じました。

ASUS ZenBeam E1とP2Bとの比較

ASUSと言えばパソコンやZenFone等のSIMフリースマホが有名ですが、実は定期的にモバイルプロジェクターを出しています。

参考

このASUS P2Bもバッテリー駆動出来るプロジェクターです。2014年3月に発表されたものです。それから3年、どれだけ小さくなったのかP2Bと比較しながら見ていきます。

ASUS ZenBeam E1

P2Bの上にZenBeam E1を載せてみました。大きさが全く違うことがわかると思います。P2Bの時に既に小さくて良いな~と思いましたが、ZenBeamを見てしまうと大きく感じます。

ASUS ZenBeam E1

ZenBeamとP2Bの背面。P2Bの方が端子の種類は多くなっています。P2BはmicroSDを本体に入れて写真等の再生が出来ますが、ZenBeamは出来ません。

ASUS ZenBeam E1

それぞれのサイドです。

前から見るとレンズの大きさが全く違うことがわかります。これはそのまま明るさにも影響してきます。

ZenBeamは150ルーメンですが、P2Bは350ルーメンとなっており、伊達に大きくてZenBeamよりも高い訳ではありません。

ZenBeamは小さくて持ち運びには非常に便利ですがその代わり、明るさを少し犠牲にしていると言えます。

ASUS ZenBeam E1

上から。ボタンの数はP2Bの方が多くなっています。

ASUS ZenBeam E1

本体背面。P2Bは上に向けるための簡易スタンドがついていますが、ZenBeamにはついていません。

共に三脚用の穴はついています。

スペックの違いは下記の通りです。

型番 ASUS ZenBeam E1 ASUS P2B
発売時期 2017年2月 2014年3月
質量 約307g 約656g
大きさ 幅83mm
奥行110mm
高さ29mm
幅142.5mm
奥行130mm
高さ34.6mm
解像度 854×480ドット 最大1280×800ドット
最大表示色 約1670万色 約1677万色
輝度 150ルーメン 350ルーメン
バッテリー
駆動時間
約5時間(50ml時) 約2時間(150ml時)
コントラスト比 3500:1 3500:1
スピーカー 2w×1 1.5w×1
投影距離 0.5 ~3.7 メートル 0.5m~3m
画面サイズ 16 ~120型 20~120型
1メートル
投写距離時
32インチ 42インチ
120インチ
必要距離
3.7メートル 2.86メートル

明るさや投影距離ではP2Bの方が一歩リードしています。短い投影距離が良いという方であればP2Bの後継であるP3Bが良いでしょう。高いですが。

ZenFone3との組合せでモバイルでモバイル・プレゼン環境が作れる

ASUSと言えば、SIMフリースマホであるZenFoneシリーズが有名ですがその中でもZenFone3 UltraであればHDMI出力が可能なのでZenBeamと組み合わせることで電源不要のプレゼン環境を作ることが出来ます。

エレコムのUSB Type-CをHDMI端子に変換するケーブルを購入して試しました。

そして実際に繋いで試してみました。

上記のような繋ぎ方になります。

撮影ブース内で試してみたのですが、十分に鑑賞出来ます。

例えば普通のプロジェクターとパソコンを持ち運ぶとなると非常に大変ですが、電源コード不要で数時間はZenBeamとスマホだけでプレゼンが出来る環境を構築出来ます。ノートパソコンを3人・4人で見るよりも部屋を少し暗くして壁に20インチ~40インチくらいで映し出せば3~4人でも見やすくなります。

150ルーメンしか無いため明るいところでは厳しいですが、少し薄暗いカフェくらいの明るさなら20インチくらいの大きさなら問題無いレベルだと言えます。

昼間の部屋でZenBeamを試す

でも実際昼間でどれぐらい見えるのか?というのが一番の疑問になると思います。昼間の部屋で実際に試してみました。

窓が南向きの部屋で対角線で約178cm(テレビで言うところの約70インチ)で写してみました。

窓には黒い布をかぶせましたが、見ての通り光は漏れますし、透けています。このくらいの明るさの部屋で試したのが下記のものです。

くっきりとは見えませんが、例えばパワーポイントのそこそこ文字サイズが大きいものなら分かるくらいには映せます。

P2BとZenBeam E1 との投影サイズ比較

HDMIスプリッターを購入したので、1度にP2BとZenBeamを同じ投影距離で映し出して比較してみました。

購入したスプリッターは下記のものです。

GREEN HOUSEの4ポート搭載のHDMIスプリッターです。入力1に対して最大4台までのモニター・プロジェクターに映し出すことが出来ます。

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今回はパソコンからの出力になります。

投影距離は約1メートルで、左側がZenBeam E1で右側がP2Bです。

やはりP2Bの方が投影距離が短くても大きく映せます。

ただ色合いはP2Bの方がやや青っぽく映るのですがこれは個体差なのかそういうものなのかは、分かりません。

実際に動画で写したものも見てください。

そこそこ見えるものだと思います。

元の動画はこちら。

ZenBeam E1の実際の使用感

部屋でZenBeamを実際に使ってみての感想・使用感は、部屋が暗ければこれは楽しめる!です。ただ音は少し気になる部分もありますが、これは致し方ないのかな?と。

プロジェクターの最大の欠点はファンで冷やすためにファンの音がどうしてもしてしまうこと。自宅の6畳とか8畳の部屋だとどうしてもファンの音は気になるかもしれません。

でもイヤホンで音を聞くことにすればファンの音は気になりませんし、音に集中出来ます。

また昼間に使いたい場合は光が入らないように出来るのであれば良いのですが、光がどうしても入る環境だと少しきついかな?と。パワーポイント等のプレゼンを見る分には良いのですが映画だとどうしても色が薄く感じるので雨戸があって部屋を真っ暗に出来るとか遮光性の高いカーテンで光をかなり遮ることが出来るという環境で無ければ映画は厳しいと言えます。

モバイルプロジェクターにZenBeamは最適!

ZenBeam E1はモバイルプロジェクターの中でもバッテリー駆動が出来て、HDMI出力対応のスマホと組み合わせれば凄く少ない荷物でモバイル・プレゼン環境が出来ます。

もちろんプレゼン以外の用途、例えば旅先で夜にゆっくりと部屋で大画面で映画を楽しむことも可能です。

車で少し静かな場所に移動して外で星空を見ながら映画を楽しむことも出来ます。外だとスクリーンが必要と思うかもしれませんが、布団の白いシーツでもどうにかなりますよ。もしくは白い壁に映し出すとか。

僕の場合、たまにセミナーとか開催しているので、その時にモバイルプロジェクターは荷物にならなくて非常に便利なのでついつい今回2つ目を購入してしまいましたが、普通は1つで十分ですよね。

小さくて持ち運びが楽なモバイルプロジェクターをお探しならおすすめです!

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ASUS S1は、P2B(P3B)とZenBeamとの中間くらいの大きさです。

楽しみ方はいろいろ。小さいので天井に映し出して寝ながら見るというのも楽しいですよ。

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