3Gとか4GのGはGENERATION(ジェネレーション)という意味
まず最初に3Gとか4Gとか言われているGの意味はGENERATION(ジェネレーション)という意味で世代という意味です。
つまり3Gとは第3世代、4Gは第4世代という意味になります。 ということは1Gという規格もあるの?と思いますよね。実用化はほぼされていませんでしたがありました。実際に携帯電話が普及したのは2G(第2世代)からとなります。
mova(ムーバ)と言う名前を聞いたことがある方もいると思いますが、movaが第2世代(2G)の携帯電話でした。しかし第2世代(2G)は日本ではもう使われなくなり新しい世代3G以降のものだけとなりました。なお海外ではまだ多くの国で2Gがメインになっています。
2Gの次が3Gとなりますが、これはdocomoであればFOMAと呼ばれていました。今でも使う名称なので聞いたことがある方は多いと思います。 3Gはかなり普及しており人が一般的に住んでいるところであればほぼ通話エリアに今はなっています。
しかし3Gは回線速度が遅く次世代の通信方式として生まれたのが4Gです。4GはdocomoであればXi(クロッシー)と呼ばれ一般的にはLTEと言われています。 3Gの通信速度が最大で14Mbpsと言われており、4Gになるとこれは最大100Mbpsをはるかに超えるスピードでの通信が可能となりました。
中には225Mbpsという通信速度を理論値ですが公表しているところもあります。 しかしあくまでも理論値であり最大でも50Mbpsが出ることは稀であり一般的には1Mbpsから30Mbpsの間となっていることが多いと言えます。
3Gの最大14Mbpsは遅いのか?
はっきり言えば3Gの最大14Mbpsは遅いのか?と聞かれた時に何に対して遅いのか?ということが重要となります。
最大の通信速度が14Mbpsですが平均して1Mbps~3Mbpsになることが多いのですが、これだけの速度があれば電話をするのには全く困りませんしメールやLINEをするだけなら何も困りません。
スマホでネットで動画を見たりするときにややカクカクした画面になったり止まったりすることがあるくらいで文章と画像がメインのサイトを見る分にはそれほどストレスになることもありません(時間帯によっても異なりますが)。
今までスマホを持ったことが無い人ならこんなものなのかな?と思って納得してしまうでしょう。 実際に今自宅で3G回線の速度を調べてみました。試したのはIIJmioと呼ばれるMVNOのものです。
ダウンロードスピードは2.77Mbpsとなっておりこれだけのスピードが出ていれば管理人の使い方(主にネット閲覧ぐらいまで)なら困ることはありません。
アップロードのスピードが0.41Mbpsというのは多少重たい画像ファイルを送る時にはイライラすることもあるスピードですが。
3Gが良いのか?4Gが良いのか?
結局3Gが良いのかそれとも4Gが良いのか?と聞かれた場合、使い方や望むものによるとしか答えられません。 ただ目安として下記だけなら3Gでも十分です。
- メールが多いが添付ファイルは少ない
- LINEで使うことが多い
- 通話を受けることが多い
- スマホでインターネットを見る時はGoogleやYahoo!の検索を行ったり知り合いのブログを見たり、ネットショッピングをする程度
ということであれば3Gで十分だと言えます。 逆に4Gの方が良い点・メリットは
- 動画を見ることが多い
- 重たい添付ファイルのメールをよく送ることがある
- テザリングで使うことがある
- オンラインゲームで通信量が多いものを行う
といったところでしょうか?
4Gのメリットで意味が解からない言葉があればもうそれ自体必要としない方だと思いますので気にしなくても良いと思いますが簡単に説明をしておきます。
重たい添付ファイルをメールで送ることがあるというのは例えばスマホで写真を一番大きなサイズで撮影したものを誰かによく送ることがあるということです。
よくと言うのは1日3回とか5回とか。1日1~2回なら気にしなくても良いのではないかと思います。
テザリングとはスマホから電波を飛ばしてノートパソコンとかタブレットでネットやメールをしたりするために使うものです。
恐らく50代60代になって初めてスマホを持つという方ならほとんどの方は3Gでも問題ないと思います。 なお3Gのみというスマホや格安SIMはありますが、4Gのみというスマホや格安SIMはほぼありません。4G対応=3Gにも対応していると考えてもらって構いません。
ただしauだけは少し特殊で4G対応=3Gにも対応しているとは言い切れません。
なお4Gでも格安SIM(MVNO)の会社や時間帯によっては動画は見れないこともあります。
3G・4Gのメリット・デメリット
3Gのメリットは3Gだけの回線契約なら毎月のスマホ代が4Gに比べて安くなることが多いということです。
デメリットは遅いということですがこれは上記で書いた通り何を行うか次第です。
また3Gにしか対応していないスマホは4G対応のスマホよりも安いというメリットもあります。
1万円くらいからスマホを購入することが出来ます。 4Gのメリットはやはり通信速度が速いということになりますが、デメリットは3Gに比べて高くなるということです。
またスマホ本体も最低でも2万円くらいはすると考えておくべきでしょう。
- 3G=本体も通信費も安く抑えられるが使い方によっては遅く感じてしまう
- 4G=本体も通信費も3Gに比べて高くなる傾向にあるが通信速度が速い
5Gも検討中
なお既に5Gの開発も行われており、docomoであれば2020年から運用出来るように考えているとか。でも5Gの通信速度をフルに活用出来るような仕組みがそれまでに出来るのか?と言われると微妙な気もしますが。
まとめ
3Gにするか4Gにするか、結局は何を望むのかで異なります。ただし今までスマホを持ったことが無い人なら4Gにする意味はあまり無いとも思うので動画閲覧等しないのであれば3Gで十分だと思います。もっとも念の為に4Gに対応したものにしておくというのが良いのかもしれません。
格安SIMは4Gが基本
なお、格安SIMは4Gが基本です。3Gのみに対応した格安SIMは一般販売されていません。
SIMはスマホ本体に入れる小さなICチップです。ただしdocomoの回線を使った格安SIMは3Gにも対応しています。
そのため3G専用のスマホ本体に入れても使えます。でも便利さや快適さを考えたら4G(LTE)に対応したスマホ本体を購入された方が良いでしょう。
ただし現在は、3Gのみに対応したスマホがほとんど販売されていません。3Gのみに対応したスマホを探す方が大変です。
だからあまり3G・4Gを気にせずに購入されることをおすすめします。
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