ほとんどの格安SIMではドコモやauと同じ通信・通話エリアです。と宣伝しています。これは事実です。ドコモと同じ回線を使っているのですから同じ通信・通話エリアになります。
ただしここで間違えていけないのが
- ドコモと同じ通信・通話エリア=ドコモと同じように通信・通話が出来るエリアじゃない
- auと同じ通信・通話エリア=auと同じように通信・通話が出来るエリアじゃない
ということです。
は?と思う方が多いと思いますがどういうことか説明をしていきます。
同じ通信・通話エリアの意味
格安SIMはドコモやauから回線を借りて独自のサービスを加えて販売をしています。だから元のドコモやauと同じ通信・通話エリアになります。これは間違いが無いことです。
しかしドコモやauの携帯電話・スマホを使っていてアンテナが立っている通信・通話エリア内で通信や通話が出来なかったという経験がある人もいるのではないでしょうか?
それはなぜアンテナの立っている通信・通話エリアなのに通信が出来なかったのか?理由は簡単ですよね。凄い数の人が同時使用したために回線が渋滞を起こしてしまい結果として通信や通話が出来なくなってしまったからです。
これは今でもイベントで主催者側の予想をはるかに超えて人が集まった時にも発生しています。主催者側で凄い数の人が集まると思った場合、今はドコモに依頼をすれば臨時でその地域の回線を増やしてくれるので(もちろん前もって申請することが必要)、通信・通話が出来なくなるということは徐々に減ってきています。
また元々混みあう地域にはアンテナを増設して対応しています。渋谷駅には各改札口単位でアンテナが立っているという話です。
では格安SIMはdocomoやauから回線の一部を借りている訳ですが全部を借りている訳ではありません。
仮にAという格安SIMの会社にdocomoの回線が10,000ある内の10を貸した場合、10人までしか通話が出来ないことになります(あくまでも例であり実際はもっと複雑です)。また通信速度が10だった場合10人が使えば1人辺り1になりますし、20人で使えば1人辺り0.5になります。
docomoの回線は物凄く大きいのであまり遅くなったりすることはありませんが、格安SIMはどれだけdocomoやauから回線を借りているかと契約者数で通話が出来ないことがあったり通信が極端に遅くなることがあります。
どこの格安SIMの会社も会員数が増えてきたと思えばdocomoやauにもう少し回線を貸して!と伝えて借りる回線数を増やします。これをいかに頻繁に行ってくれる会社かどうか、これが重要なポイントとなります。会員が何千人も増えているのに数ヶ月増やすことをしなかった格安SIMの会社もありますから。
つまり借りている回線数(帯域と言います)と会員数のバランスが崩れればまともに通話が出来ない、通信が出来なくなります。
エリアは同じでも実際に通話や通信が出来るとは限らないということがわかりますよね。
ではどこを選べば良いのか?
au回線を使った格安SIMなら断言出来るのがUQモバイルです。なぜ断言出来るのか、それはauと同じKDDIグループであり同じグループ会社同士、繋がらない・通信速度が遅いというのはマイナスでしか無いためです。
docomo回線ならどこが良いのか?それは毎月、何社かの格安SIMの通信速度を計測しているのでそれを参考にしてもらうのが良いと思います。主に東京都内で行っています。
なるべく新しいものから見てもらった方が良いですよ。
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