格安スマホ・格安SIMの通話可能エリアはdocomo・au・SoftBankと同じ
格安SIMはdocomoやau、SoftBankの回線の一部を借りて運営しているため、通信設備はdocomo回線を使っている格安SIM(MVNO)ならdocomoと同じです。
au回線を使っている格安SIMならauと同じになり、SoftBankも同様です。
格安SIMにしたから通信エリアや通話エリアが狭くなるということはありません。
docomoの回線を使った格安SIMならdocomoと同じ通信・通話エリア
auの回線を使った格安SIMならauと同じ通信・通話エリア
SoftBank回線を使った格安SIMならSoftBankと同じ通信・通話エリア
ただし、全く同じように通信が出来るか、通話が出来るかと言えば違います。
通信エリア・通話エリアは同じなのに、同じように通信出来ない・通話出来ないって言われても意味が分かりませんよね。
詳しく説明をしていきます。これをきちんと理解しないと格安SIMにして後悔することになるので、しっかりと覚えてくださいね!
ポイントは3つです。
- 回線が細い・弱い格安SIMだと通信・通話が出来ない
- 古いスマホ・海外メーカーのスマホだと圏外が増えることがある
- auに関しては少々特殊な問題もある
回線が細い・回線が弱いと通話・通信は出来ない
コンサートや大きなイベントに行った時に、通話や通信が出来なかったという経験をしたことがある人はいるのではないでしょうか?
あまりにも人が多い場所だと携帯電話(スマホ)を使う人が集まりすぎてしまい、携帯電話回線の容量を越えてしまうために繋がらなくなることがあります。
管理人も大きな花火大会の時に繋がらなくなってしまったという経験があります。
なおこの時使っていたのはdocomo本家のスマホです。
話を格安SIM・格安スマホに戻します。
格安SIMはdocomoやau、SoftBankから回線を借りているので通信・通話エリアは借りている大手キャリア(docomo・au・SoftBank)と同じですが、借りている回線の容量は当然同じではありません。
仮にdocomoの回線の容量を1万だったとすれば大手の格安SIMの会社でもせいぜい500くらいです。小さな格安SIMの会社(MVNO)だと10とか5とかそんなものです。
格安SIMが話題になった2014年頃はまだまだ格安SIMを出していた会社は少なかったのですが、ここ2~3年で格安SIMを出している会社(MVNO)は爆発的に増えました。
結果、物凄い過当競争が起こっています。そして利益しか考えていない、企業としての体力が無い企業は1000人くらいしか通話や通信が出来ない容量しか大手キャリア(docomo等)から回線を借りてないのに1500人2000人と契約者を詰め込むようになってきました。
そのために、本来は1000人しか使えない容量なのに倍近くの人が使うようになれば当然、弾き出されて使えない人が増えてくる訳です。
結果、通信エリアや通話エリアであっても通信出来ない、通話が出来ない、出来てもすぐに切れたりエラーが出たりする状況が生まれてきています。
楽天に売却されたFREETELは以前、あまりにも回線が足りなくてメールすら送信出来ないという状況を発生させたくらいです。何でそんなことが言えるのか?実際に管理人がFREETELを使っていてメールすら送信出来ない状況の時があったからです。
つまり小さい格安SIMの会社や営利主義に走った会社の格安SIMを使うと弾き出される確率が高くなり例え大手キャリア(docomo・au・SoftBank)と同じ通信・通話エリアでも結局通信・通話が出来ない状況になってしまうことがあります。
では、そういう会社が運営している格安SIMを選ばないようにするにはどうすれば良いか?
答えは簡単です。
お昼の12時台に通信速度が速い格安SIMなら余裕を持って通信出来る容量を確保しているのでお昼の12時に通信速度が速い格安SIMを選べば良いのです。
お昼の12時台というのは最も人がスマホを使う時間なので、この時にある程度の速度が出ているところなら安心して使うことが出来ます。
このサイトでは格安SIMと大手キャリア、合わせて22社26プランの通信速度を計測を計測しているので参考にしてください。
回線に余裕が無い格安SIMだと通話・通信出来ない状況になる
古いスマホ・海外メーカーのスマホだと圏外が増えることがある
格安スマホにしたら圏外が増えたという人は少なくありません。
しかし、圏外が増えたという人のスマホを見ると決まって古いスマホ(3年や5年以上前)や海外メーカーのスマホを使っています。
そもそもスマホは電波を使って通信・通話が出来るようになっていることはご存知かと思います。
この電波のことを「周波数帯」とか「バンド」と言うのですが、周波数帯・バンドはキャリアによっても違いますし、国によっても異なります。
ラジオも電波で発信されていますが、897MHzとか79.3MHzと言ったようにラジオを聞くための周波数帯は地域や国によっても違うのと同じです。
話を戻しますね。
そしてスマホの電波はdocomoやau、SoftBankの場合、3~5の周波数帯を使っています。
しかし古いスマホだと最新の周波数帯に対応していなかったり、海外メーカーのスマホだと3~5の周波数帯の内、1~2の周波数帯しか受信出来ないことがあり、その結果、圏外が増えることがあるのです。
これは格安SIMが原因ではなく、使っているスマホの問題です。よく勘違いされてしまうことなのです。
だから格安SIMを使う場合、あまり有名では無い海外メーカーや古いスマホは使わないことをおすすめします。
格安SIMにして圏外が増えた場合、原因は格安SIMではなく使っているスマホが原因
auに関しては少々特殊な問題もある
auに関して言うと少し事情が変わってきます。
au回線を使った格安SIMの場合、通信エリア(データ通信のエリア)はLTE対応エリアでしか通信が出来ません。いわゆるdocomoで言う3G環境での通信が出来ないようになっています。
ただし、auのLTEエリアはdocomoの3G+4Gエリアとそれほど大きな差は無いため、あまり問題ではありません。
以前、富山のトロッコ電車で有名な欅平というところに行きました。そこから歩いて1時間ほどの距離にある温泉に行ったのですが、docomoは圏外になりau回線を使った格安SIMであるUQモバイルは圏内だったということがありました。
エリアによってdocomoが強いところ、auが強いところがあるので、docomoやauの通信・通話エリアを参考にして格安SIMも選ぶようにしてください。もっともSoftBankが一番狭いんですけど、SoftBankしか通じないところも一部あるんですよね・・・
auの通信・通話エリアは少し特殊だけど気にするほどでも無い
以上ですが、格安SIMの通信・通話エリアに関する疑問は解消したでしょうか?
安心して使える格安SIMを使うようにしてくださいね。
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