3月2日に参加させていただいたMMD研究所の 第2回MVNO勉強会「MVNO3社に聞く、格安SIMの女性利用拡大について」。こちらのイベントに参加させていただき女性が格安スマホに移行出来ない理由が明確になってきました。
やはり一番の理由は不安があるからというもの。その不安について解決策を説明していきます。
5000円以上も安くなるのに通話エリアは変わらないのが不思議であり不安
格安スマホや格安SIMにすることで5000円以上も安くなると聞くけど、それなのに通話エリアや通信エリアが変わらないって本当?
そう考えるのは女性だけでなく男性も思う方がいるでしょう。
これについては厳密には通話エリアや通信エリアは変わります。
まずこれについては2つの問題があります。
- スマートフォン本体に起因
- 格安SIMを提供している会社(MVNO)に起因
スマートフォン本体に起因
携帯電話は電波をキャッチして通話や通信をすることになるということはご存知ですよね。その電波ですが1種類ではなく何種類かの電波を使っているんですよ。
docomoで言えば5種類くらいの電波がありどの電波を使うかは地域や時間帯によって変化します。
その電波が5種類くらいあると書きましたが、スマートフォンによってはその内2~3種類しか受信出来ないものがあるんですね。docomoで購入したスマートフォンを使っているのならほとんど問題無いのですがSIMフリースマホと呼ばれるものの中には受信出来る電波の種類が少ないものがあるので、通話エリアが狭くなったと感じる方がいます。
ただお住まいの地域が都市部であればほとんど気にすることもありませんし、SIMフリースマホも最新のものであればすべての電波をキャッチ出来るようになっているものもあります。
不安であれば国内メーカー(富士通等)のSIMフリースマホを購入すればほぼ問題ありません。
また地方で特に山に近い地域の方で不安であればdocomoのスマートフォンをそのまま使ったりdocomoのスマートフォンの中古品や新古品を購入すれば問題ありません。
この場合はdocomo回線を使っている格安SIMを使ってくださいね。
格安SIMを提供している会社(MVNO)に起因
基本的に格安SIMでdocomoの回線を使っているのならdocomoの回線と同じ通話エリアであり通信エリアです。
問題は同時接続出来る数です。docomoのスマホでも物凄く混雑しているところではスマホが繋がらないことがあります。
これは通話なら同時に接続出来る数の上限があり、通信(ネット)なら同時に使っても大丈夫な数があるためです。格安SIMでは一部同時に通話や通信出来る数が少なくなっているところもあるので通話が出来ない、通信が出来ないという事態が発生することが稀にあります。
ただこれはよほど酷い格安SIMで無い限りはほとんど気にしなくても構いません。これが大きな問題になるのは東日本大震災のような予想出来ない大震災が発生した時くらいでしょう。そういう時はdocomoももちろんダメなんですけどね。
どこの格安SIMなら大丈夫か?と言えばこのブログでおすすめしている、楽天モバイルやFREETEL、mineo、BIGLOBE、IIJであれば問題ないですし、au回線を使ったものであればUQモバイルも問題ありません。
メールが出来なくなるのは本当?
格安SIM・格安スマホにするとメールが出来なくなると聞いた方もいるのではないでしょうか?
厳密にはキャリアメールが出来なくなるというものです。
キャリアメールとは
- ○○@docomo.ne.jp
- ○○@softbank.ne.jp
- ○○@ezweb.ne.jp
上記のように携帯電話会社から貸与されているメールアドレスのことです。
これが格安SIMにすると使えなくなります。ただしUQモバイルのみ特定のスマートフォンですが、UQモバイルのキャリアメールが使えます。
解決できない問題
以前高校生のお子さんを持つ母親の方に聞いたのですが、いわゆるママ友やPTAの連絡網でキャリアメールを使っているために格安SIMに出来ないと言われた方がいました。
またよく使うネットショップがキャリアメールでしか登録が出来なくて更に連絡もキャリアメールのみだから格安SIMに出来ないという方もいました。
- ママ友やPTAの連絡網がキャリアメール
- よく使うネットショップがキャリアメールにしか対応していない
これ具体的に解決する方法がありません。
ママ友やPTAの連絡網の場合リーダー格の人がそう決めていると思うのでリーダー格の人に変えてもらうしか方法が無いんですよね。だから学年によってキャリアメールのところもあればLINEのところもあるそうです。ただ女性に関して言えばまだガラケーを使っている人も多くメール手段がキャリアメールしか無いという場合もあるんですよね。
LINEもガラケーでは出来ないのでそうなるとキャリアメールのみになる場合もありますね。
ネットショップに関してはキャリアメールしか使えないところは減ってきているので、これは待つしか無いでしょう。ただ未だにキャリアメールしか対応してないネットショップは淘汰されていくので今のうちに違うところに切り替えた方が良いかもしれません。
解決策 キャリアメール以外ならGmailやYahoo!メールを使おう
特に上記のような理由が無いのであればGmailやYahoo!メールを使いましょう。格安スマホを今使っているほとんどの人はGmailというGoogleが提供しているメールサービスを使っています。
僕の場合もGmailを使っています。また仲の良い人だとLINEだったり知人であればFacebookのメッセンジャーを使っています。
またYahoo!をメインに使っている人ならYahoo!メールも使えますよ。
LINEが使えなくなると聞いたけど?
格安SIMにするとLINEが使えなくなると聞いたという方もいます。これは勘違いです。格安SIMや格安スマホにしてもLINEは使えます。
でもなぜ使えなくなったという人がいるかと言えば、それはSMS機能付きではない格安SIMを使っているからです。
格安SIMの種類は下記の通り。
データ通信専用SIMのうちSMS機能無しを選ぶとLINEは使えません。厳密には使えるのですが設定がかなり面倒なのであまり機械に詳しくないという方にはおすすめ出来ません。
LINEを使うのであればSMS機能付きのSIMカードか音声通話付きSIMを選んでください。音声通話付きSIMは標準でSMS機能があります。
SMS機能というものがわからない方もいると思いますが、SMS機能とは簡単に言えば電話番号をメールアドレス代わりにしてメールを送れる機能です。
SMSはショートメッセージサービスの略です。
なお、音声通話付きSIMとデータ通信専用SIMの違いは、090や080、070で電話がかけられるのが音声通話付きSIMです。データ通信専用SIMの場合、IP電話(050から始まる番号)かLINEでの通話しか出来ません。
緊急時(110番や119番に電話をかける状況)にIP電話やLINEでは電話出来ませんのでご注意ください。
設定が出来るか不安
格安SIMを購入すると最初に設定があると聞いているけど、その設定が出来るか不安という方もいますよね。
機械になれた方なら簡単な設定ですが、やはり不安のある方も多いでしょう。
そういう場合はスマートフォンとセットなら初期設定済みで送ってくれる格安SIMの会社を選べば良いでしょう。
例えばFREETELや楽天モバイル、mineo等があります。
そういう会社の格安スマホを使うと良いのではないでしょうか?
まずは購入してみよう!
格安スマホ・格安SIMにする不安はいろいろとあると思います。しかし中には月々5000円以上も安くなっている方がいるのも事実です。年間で6万円以上。
中には格安スマホ・格安SIMにすべきでは無い人もいます。具体的には電話をかけることが多い人。時間にして月3時間以上話すことがある人は格安スマホにしない方がお得になります。
滅多に話さない、月に1時間以内という方には格安スマホは非常にお得です。
そしてよく言われる「案ずるより産むが易し」ということわざの通り、まずは格安スマホを持って悩みながらもいろいろされた方が良いと思います。
女性に人気の格安スマホ
女性に人気の格安スマホはどこ?と思う方もいますよね。
MMD研究所の 第2回MVNO勉強会「MVNO3社に聞く、格安SIMの女性利用拡大について」では楽天モバイルとイオンモバイルが人気ということでした。
どちらが具体的に良いかと言えば人によって若干異なりますが、どちらが快適に使えるか?と言われれば楽天モバイルです。
楽天モバイルは通信速度も速く表示が遅いというイライラもほとんど無い状態です。
まずは格安スマホ・格安SIMを試してみませんか?
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