au及びUQモバイルから2018年1月26日に発売が開始された「HUAWEI nova2」(型番 HWV31・モデル番号 PIC-LX9)をUQモバイルさんからお借りしたので早速実機レビューです。
UQモバイルさんから借りておきながら少し厳しめの評価です。結論から言えばコスパはよくおすすめ出来るスマホですが、使い方によってはおすすめ出来ないスマホにもなります。
UQモバイルなら月々540円で購入出来る
最初に気になるのが価格ですよね。本体価格は31212円(税込)です。
ですがUQモバイルの場合、おしゃべりプラン or ぴったりプランであればマンスリー割という本体金額を割り引いてくれる割引があり、月々の支払いは540円(初回のみ648円)なので実質価格は、13068円(税込)と非常にリーズナブルな価格になります。
*上記は2018年1月27日現在の価格です。価格は変動することがありますのでご注意ください。
上記の料金に1980円(税別)からの月額料金がかかります。つまり月々2678円(税込・初回のみ2786円)という金額で通話料込みのプランで持つこが出来ます。
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詳しくは下記記事をご覧ください。
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HUAWEI nova2の外観
nova2の外観から見ていきます。
今回お借りしたのは3色(プレステージゴールド・グラファイトブラック・オーロラブルー)の中のオーロラブルー
写真の腕が悪いので綺麗に見えませんが、少し紫に近いブルーで非常に綺麗なカラーとなっています。
正面は基本的に黒ですが、株に「HUAWEI」のロゴが入っています。
液晶も非常に綺麗で明るく見やすくなっています。
本体上部。メインカメラはダブルレンズ仕様で、画質の劣化を抑えた2倍ズームとなっています。
ややレンズが出っ張っており、少し丁寧に扱わないとレンズ周りに傷をつけてしまいそうなのが少し残念なところ。
本体下部は、イヤホン端子と充電及びデータ転送用のUSB Type-Cの端子がついています。
本体サイド、左側が上になります。電源ボタンとボリュームボタンがあります。
電源ボタンは何か横にストライプの模様が入っているように見えると思いますが、トタン板のように並上になっています。
凹凸があるので滑りにくくなっており、またボリュームボタンと間違えることも無いようになっていて親切な設計になっていると思いました。
本体サイドの反対側、右側に小さい穴が空いているのが分かると思いますが、そこがSIMカード(nanoSIM用)及びmicroSDカードスロットとなっています。
実際に手に持ったホールディング感覚は悪くはありません。液晶サイズは5インチと今では小さめのサイズですが、小さいだけに手に持ちやすく、それでいて小さすぎない液晶なので入力も行いやすくなっています。
また背面に感度の良い指紋認証があります。5インチなので人差し指で登録すると便利です。
では操作性に欠点は無いか?と言えばそんなことはありません。
ホームボタン等のボタンが液晶内にあることが個人的には好きでは無いかな?と。
もちろんホームボタンの液晶内・液晶外というのは好みの問題なのですが液晶の稼働部分が狭くなることが残念なところ。また液晶外のホームボタンに慣れてしまった人(例えばiPhoneもホームボタンは液晶外です)には最初、不便に感じると思います。
もちろん慣れれば問題ないことなのですが。
HUAWEI nova2のスペックとベンチマーク結果(Antutu Benchmark)
HUAWEI nova2のスペックです。
CPU | Kirin659 |
---|---|
OS | Android7.0 |
外側カメラ | 約1200万画素+800万画素 撮影画像は約1180万画素 ダブルレンズ仕様 |
内側カメラ | 約2000万画素 |
ディスプレイ | 約5.0インチ フルHD(1920×1080) |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
SDカード (外部ストレージ) |
microSDXC(最大128GB) |
電池容量 | 2950mAh 動作時間 約75時間 |
連続通話(LTE) | 約1080分 |
連続待受(LTE) | 約390時間 |
重量 | 約143g |
高さ×幅×厚さ | 約142×69×6.9mm |
スペック敵にはハイミドルといったところですが、価格はミドルクラスなのでコスパの良い価格帯になっていると言えます。
AntutuBenchmarkの結果は下記の通りです(ベンチマークとはスマホの性能を表す数値の1つです。大きいほどスペックが高いと言えます)。
2回計測した結果は64000前後となっており、ハイミドルレンジのスマホということが分かります。ハイクラスのスマホだと概ね7~8万以上といった感じで、エントリークラスだと5万以下といったところでしょうか。
これだけあれば激しいゲームでもしない限りは問題ない性能だと言えます。
いくつかのアプリで使ってみましたがもたつくという現象は現れませんでした。
HUAWEI nova2のカメラ性能は良いようで悪い
auとしては初のダブルレンズ仕様のスマホということになっており、インカメラが2000万画素ということで使っていないのにレビュー記事を書いているところはどこもカメラ性能が良い!と書いています。
しかし実際に使ってみたところ、たしかにメインカメラは良いのですが、インカメラはもう少しどうにかならなかったのか?と結果に。
インカメラの2000万画素は無意味?
理由はあの小さいレンズに2000万画素はやり過ぎだということ。せめて1600万画素、出来れば1000万画素未満にした方が画質は良かっただろうに・・・と思う訳で残念で致し方ありません。
インカメラとは主に自撮りの時に使う液晶画面側についているカメラです。非常に小さく、一瞬カメラなんてあるのかな?と思うくらいのレンズです。
レンズが小さくなれば当然画質を左右するセンサーサイズも小さくなるのですが、小さいセンサーに2000万画素って逆に画質の劣化を招いてしまうのです。
コアラのマーチのぬいぐるみを撮影してみたのですが、ぬいぐるみのモコモコ感が喪失してしまっており、なんかのっぺらとした写りにしかなっていません。
参考までに一眼レフカメラで撮影したものが上記のものです。全く質感が違うことがわかりますよね。もちろん一眼レフとスマホのカメラだと比べるのが悪いのですが、それでも2000万画素にしてしまったことは逆に悪い結果になってしまっています。
メインカメラは良い!
逆に外側にあるメインカメラはおすすめ出来るものです。
1200万画素のレンズと800万画素のレンズ、広角と望遠レンズの組み合わせとなっています。そのため簡単に画質を落とさない2倍ズームにすることが出来ます。
すいません、HUAWEIさん、手元にあった小さなものがこれだったので・・・・
黒の被写体も綺麗に階調を保って撮影されています。
上記の写真は1倍で撮影したもの。下記の写真は2倍に切り替えて撮影したものです。
きちんと黒という被写体でも階調を保って撮影出来ています。
撮影モードや詳細設定も簡単に出来るようになっており、画面左側を右にスワイプするとモード切替、画面右側を左にスワイプすると細かい設定が出来るようになっています。
またRAW形式での撮影にも対応しているのが面白いところ。いろいろと遊べるカメラになっています。
2倍への切替も簡単で、上記画像の青い四角で囲ってあるところをタッチするだけで2倍に切り替わります。
HUAWEI nova2のカメラセンサーについて
なおカメラのセンサーは非公開ということです。実際にHUAWEIの方に合う機会があり聞いてみたのですが教えてくれませんでした。自分でも調べようとしてAIDA64 等のハードウェアを調べるアプリを試しましたが、センサーはどこか分かりませんでした。
出来ればセンサーはどこのものか公開して欲しいんですけどね。台湾系のメーかーは割りと教えてくれるのですが、中国系のメーカーは教えてくれないところが多いような気がします。
HUAWEI nova2の通信機能について
少し残念に思ったのが通信機能、特にWi-Fi機能です。
モバイルネットワーク | au 4G LTE WiMAX 2+ |
---|---|
データ通信速度 | 受信最大225Mbps/送信最大25Mbps |
SIM | nanoSIM |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | バージョン4.2 |
通信に関しては上記の通りですあ、Wi-FiにIEEE802.11a及びIEEE802.11acがありません。つまり5GHz帯のWi-Fiには接続が出来ません。
最近だと自宅のWi-FiルーターもIEEE802.11a/acに対応してきたものが多いのですが、5GHzで使えないので2.4GHz帯でしか使うことが出来ません。
WiMAXに繋いで通信量を抑えようと思っても、2.4GHz帯でしか接続出来ないのが残念なところ。実際に自宅にあるWiMAXで繋げようとしたのですがSSIDを全く拾ってくれないので、何でだろう?と思って調べたら5GHz帯に対応していないからでした。
普段、WiMAXは室内利用時は5GHz帯に設定してあるので、気がつくことが出来た訳ですがauやUQモバイル専売モデルなら、WiMAXの5GHz帯で使うことを前提に対応させて欲しかったと思います。
最もそれほどこだわるところでもありませんが。
HUAWEI nova2・ジャイロセンサーとポケモンGOの対応
以前ほどのブームはありませんが、スマホを選ぶ基準でポケモンGOが出来るか?ジャイロセンサーがあるか?ということ考える方もいますよね。
HUAWEI nova2はジャイロセンサー搭載でポケモンGoも楽しく遊べます。
すっごい久しぶりにログインしてみましたが、問題なく使えることが分かりました。
HUAWEI nova2 へのSIMカードの入れ方
自分でSIMカードを入れないといけないけど、入れられるかな?と思う方もいると思います。
簡単ですから安心してください。
本体サイドに小さい穴があるのでここにSIMピンと呼ばれる針のようなピンを入れます。
ピンを入れたらまっすぐ押します。
SIMカードスロットが出て来るので後は指でつまんで引き抜きます。
引き抜くとSIMカードスロットが出て来るので、ここにSIMカードを載せます。
小さい方がSIMカード(nanoSIM)を置くところ、大きい方がmicroSDカードを置くところ。microSDカードは写真を大量に撮る・音楽を入れるという方以外は内部ストレージ(アプリや写真、音楽を保存するところ)が64GBあるので無くても大丈夫だと思います。
再びSIMカードスロットを本体に押し込んできちんと閉じれば出来上がり、非常に簡単です。
格安スマホだとAPN設定というものをしないと使えないって聞いたけど、出来るかな?と思う方へ、nova2はUQモバイルのSIMカードを入れて電源を入れれば自動的にAPN設定が完了するのですぐに使えます。
入れると液晶画面上部左側にKDDIと出るのでKDDIの通信網を使っているということも分かります。
HUAWEI nova2の音質について
HUAWEI独自の音響技術を使い、音質を今回は良くしているとのことです。ただしハイレゾには対応していません。
実際に音楽を聞いてみましたが、それなりに音質は良いと言えます。ただハイレゾ対応のXperiaやZenFoneを使っている人だと少し物足りないかもしれません。
HUAWEI nova2を実際に使った感想
既に書いてありますが、HUAWEI nova2のダメなところは
- インカメラの画素数を増やしすぎたことで逆に画質が悪化している
- Wi-Fiが5GHz帯に対応していない
この2つが気になりました。自撮りが大好き!という方には適していません。ただビューティーモードというモードで肌の質感をなくして綺麗な肌に見せたいという方には良いかもしれませんが、真実を伝える写真を撮りたいという時にインカメラは向いていません。
良かったところは
- メインカメラが多機能で画質もよくおすすめできる
- 価格の割にベンチマークアプリの結果もよくコスパが良い
- 5インチサイズの液晶と本体サイズは非常に持ちやすく使いやすい
といったところでしょうか。
トータルとしてはおすすめ出来ますが、インカメラをあまり使わない、2.4GHzのWi-FIだけで十分という方であればおすすめ出来ます。
ただ日本製のスマホのようにおサイフケータイやワンセグはついていないのでおサイフケータイやワンセグは不要という方にもおすすめです。
なお、HUAWEIはETWS(緊急地震速報・Jアラートのこと)への取り組みをしっかり行っており、HUAWEI nova2もETWSに対応しており安心して使うことが出来ます。
以上、HUAWEI nova2でした。
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