2016年6月17日に発売されたHUAWEI P9liteを購入しました。ということで開封の儀、SIMカードの入れ方、APN設定、カメラまで徹底的に解説していきます。
なお、P9lite PREMIUM との比較は下記記事を参考にしてください。↓↓
HUAWEI P9liteのスペック
前モデルのP8liteがかなりの人気機種で後継機種であるP9liteも発売前からかなり注目をされていました。
P8liteと比べてどこがどれだけアップしたのか比較しながらスペックについて説明していきます。
項目 | HUAWEI P9lite | HUAWEI P8lite |
---|---|---|
OS | Android 6.0 (Marshmallow) |
Android 5.0 (Lollipop) |
CPU | Hisilicon Kirin 650 | Hisilicon Kirin 620 |
メインメモリ | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB | 16GB |
ディスプレイ | 5.2インチ | 5.0インチ |
解像度 | 1920×1080(FullHD) | 1280×720(HD) |
カメラ(背面/前面) | 1300万画素/800万画素 | 1300万画素/500万画素 |
外部メディア規格 | microSD(最大128GB) | microSD(最大32GB) |
SIMカード | nanoSIM×2 | microSIM×1 nanoSIM×1 |
バッテリー容量 | 3000mAh | 2200mAh |
連続通話時間 連続待受時間 |
約1134分 (3G) 約610時間(LTE) |
約780分 (3G) 約450時間 (LTE) |
幅×高さ×厚さ | 約146.8×72.6×7.5mm | 約143×71×7.7mm |
重量 | 約147g | 約131g |
スペックだけを見ると、CPUの性能アップ・ディスプレイの大型化及び解像度のアップ・バッテリー容量のアップ・前面のカメラ性能のアップ ということがわかりますがそれ以上に全体的に性能が向上していると言えます。
左がP9lite、右がP8liteですが、大きさはそれほど違いありません。液晶も0.2インチ大きくなっていますが見た目はほぼ変わらない状況です。
背面から見ると僅かにP9liteが大きいのはわかるもの大きさはそれほど変わらず。
つまり大きさはほとんど変えずにディスプレイの大型化が行えているということになります。
ただ1つだけ欠点と言えば(欠点とも言い切れませんが)、P8liteはmicroSIMが使えた訳ですが、P9liteはmicroSIMは使えません。だからP8liteでmicroSIMを使っていてP9liteに切り替えようと思った時はそのままでは使えないことになります。これは少し不便だと思いました。
あとは感覚的な問題になりますがP8liteの方がやや高級感がある作りだったように思います。
- P9liteはmicroSIMが使えない
- P8liteよりも高級感が何となく減った
ただし、P9liteはそれらを補う要素が有り余るものになっています。
厚みに関しては、ほとんど変わっていません。逆にP9liteの方が0.2mmほど薄くなっています。
P9lite 開封の儀/外観の説明
今回、購入はGoo Simsellerで購入しました。
税込み・送料込みで3万円未満で購入出来るところは少ないのでおすすめです。セールも頻繁に行っており非常にお買得に購入出来ます。
amazon等でも購入出来ます。
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白くほぼ正方形の箱となっています。
上箱を開けるとP9liteが鎮座しています。
P9lite本体を取り出し上蓋を外すと説明書や充電ケーブル等が入っています。
ACアダプターと充電用のUSBケーブル(データ転送可)、そしてイヤホンです。
ほとんど下調べせずに購入して知ったのですが、充電端子(USB端子)がまだmicroUSB端子になっていました。てっきりTypeCになっているものと思ったのですが。つまり転送速度はまだUSB2.0としかなっていないということ。KirinというCPUがまだUSB3.0をサポートしていないのかな?
中にはUSB2.0でも形状だけTypeCにしているモデルもあるのですから、そろそろTypeCに統一してくれても良いのかな~とは思います。
イヤホンにはRとLが記載されており、どっちの耳に入れれば良いか分かりやすくなっています。実際につけた感じはかなり良い感じでフィット感は悪くありません。
背面に指紋認証用ユニットが搭載されています。
画面を向けて手に持った際に右側に来る面が一番上の「右」と書かれたものです。電源ボタンとボリュームボタンがあります。
左側にはSIMカードスロット(microSDカードもこの中に一緒に入る)があります。
上部にはイヤホン端子で下部にはUSB端子があります。
液晶はFullHDになったことでより綺麗な画面になったように思います。
SIMカードの入れ方
SIMカード自体の入れ方は非常に簡単です。
サイドのSIMカードスロットに細いピンを入れて押せばスロットが出てきます。
上記の写真の通り、細いピンを入れて押すだけです。なおクリップ等の針金サイズだと太いので出来れば専用のピンを使うことをおすすめします。
ピンで押すとスロットが出るので後は引っ張って取り出せばOKです。
SIMスロットのアダプターは上記の写真の通りです。
SIMカードスロットのアダプターにnanoSIMカードとmicroSDカードを設置したのが上記の写真です。microSDカードを入れなければnanoSIMカードを2枚入れることは出来ますが同時待ち受けは日本では出来ませんのでご注意ください。
各カードをセットして後はもう1度SIMカードスロットのアダプターを入れなおせばOKです。
APN設定の行い方
初期設定はそのまま画面にそって行っていけば問題なく出来ると思いますが、初心者の方で躓くのが恐らくAPN設定です。
APN設定の行い方を説明していきます。
ホーム画面に「設定」があるのでタップします。すると設定画面が出るので「その他」をタップします。
無線とネットワーク画面の「モバイルネットワーク」をタップします。
モバイルネットワークの画面の「アクセスポイント名」をタップします。
後は表示させるMVNO(格安SIMの種類)を選んで左側のチェックボックスの色が変わればOKです。今回mineoのDプランのSIMを使っています。
なお、mineoのAプランではP9liteは使えませんのでご注意ください(au回線は使えない)。
もし上記のAPN設定一覧に使っている格安SIM(MVNO)の名称が無い場合は自分でAPN設定をしないといけません。
自分でAPN設定をする場合を説明します。
各MVNOの選択画面の下に「メニュー」がありますのでタップします。すると上記の図の真ん中の画像のように「新しいAPN」「初期設定にリセット」と出るので「新しいAPN」をタップします。するとAPN設定を入力出来る欄が出てくるので、必要項目を入力していきます。
入力が終わったら、保存を押せば完了です。
一般的なMVNOの場合、
- 名前(好きな名称でOk)
- APN(指定されたもの)
- ユーザー名(アカウントやユーザーIDという場合もあり、指定されたもの)
- パスワード(指定されたもの)
- 認証タイプ(指定されたもの)
この5つで大丈夫なはずです。
例えばFREETELなら
- 名前(任意の名称を入力)例:FREETEL
- アクセスポイント名(APN):freetel.link
- 認証ID(ユーザ名):freetel@freetel.link
- パスワード:freetel
- 認証方式:CHAPまたはPAP
となります。
カメラの使い方と性能
P9liteはカメラ性能も優れており、細かい設定も出来ますが最初はどこで設定するのだろう?と悩むかもしれません。
カメラを起動させると上記の図の中央の画面になります。左側を右にスワイプするといろいろなモードが出てきます。
右側を左にスワイプすると設定が出てきます。
面白いと思ったのがウォーターマーク機能とプロ写真機能
ウォーターマーク機能を有効にすると写真にウォーターマークを入れられます。
ウォーターマークとは、日付や場所等の文字だけを写真に入れ込むことだと考えてください。昔のカメラでも日付を入れられたようにスマホの写真にも日付等を入れられる機能となります。
日付や場所等いろいろ設定出来ます。左側の画面の下の部分「ウォーターマーク その他」となっているところの「その他」をタップするとウォーターマークが選べます。
なお、ウォーターマークを消したい場合はモードで「ウォーターマーク」をタップしても消えてくれないので、モードから左上の「写真」等他のモードを選択すれば解除出来ます。
プロ写真モードにすると細かい設定も可能になります。
またカメラ画面の上部中央の部分をタップするとカラーモードもいろいろと選択出来ます。
モノクロ等にすれば面白い写真が撮れるかもしれませんね。
実際にどれぐらいの写真になるか撮影しました。
白のバックに白い卵でもそれなりに綺麗に撮影できていますし、卵の殻の質感もきちんと出ていて割りと良いカメラ性能だと思いました。
ベンチマーク(Antutu Benchmark)とポケモンGO
P9liteは発売前から価格の割に性能が良いと言われていました。そこで人気のベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」でどれぐらいの数値を出すか試してみました。
2回計測して2回とも52000オーバーという結果に。これだけの数値が出ていればよほど重たいゲームでもしない限り問題無い数値だと言えます。
ゲームと言えばポケモンGOをやりたいという方も多いと思いますが、P9liteでもポケモンGOは出来ます。
普通にインストール出来ます。ただしAR機能はジャイロ機能が無いので(傾きが検知出来ない)、リアルの画像を使って遊ぶことは出来ません。ポケモンGOを本格的に楽しみたい場合、向いていないと言えます。残念ながらポケモンGO向きではありません。
実際に使用してみての感想
実際に使ってみての感想ですが、指紋感知は物凄く良い!速いです。比べるのならiPhone6やiPhone6sと比較すると凄く速いです。
右手の人差し指で登録しました。指紋認証はスマホを持つ手の人差し指が一番便利です。
ただGmailとか使っているともたつく時があるんですよね。妙に反応が遅いというか待たせられるというか。ネットワークと直結するアプリだとベンチマークの割に動作が遅いと感じることがあって、あれ?と思うことが何度かありました。
ネットワークと直結すると言ってもLINEやTwitterくらいなら問題無いのですが、もう少し重たいアプリだと気になるかもしれません。
そうは言ってもLINEやSNSがメインなら問題なく動作も安定しており、良いSIMフリースマホだと思いました。
ZenFone3・FREETEL SAMURAI REIとの競合
P8liteの時は、ZenFone2 Laserと凄く比較されていました。恐らくP9liteはZenFone3の5.2インチタイプと比較されると思います。ただZenFone3の5.2インチが日本で発売されるのかどうかも現時点ではわかりませんし、5.5インチタイプにしてもいつ発売されるかも分かりません。
なので現時点でZenFone3と比較することには意味が無いように思います。同じような価格帯であればFREETELのSAMURAI REIがライバル機種になると言えます。
FREETEL SAMURAI REIはポケモンGOも普通に使えるのでどちらを購入した方が良いかと言えば、SAMURAI REI(麗)かな~というのが個人的な感覚です。
ただしそれ以外の部分では使った感想としては、P9liteの方が良いように思いました。
以上、P9liteについてでした。
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