2017年7月14日に発売されたASUSのSIMフリースマホ、ZenFone Liveを購入をどうしようか悩んでいる方に実際に購入して使ってみた感想をレビューで紹介していきます。
結論から言えば
- それほどスマホは使わないけど一応持っておきたい
- 動画でも自撮り(セルフィー)を綺麗に撮ってシェアしたい
- 5インチの比較的小さめのスマホを探している
という方向けのスマホです。
またこのモデル、日本で発売されないんじゃないかな・・・と思い実は台湾に行った時に台湾(ASUSは台湾メーカーです)で購入してきており、台湾で購入したため日本では使えないので日本の技適にも対応している日本向けモデルも購入してしまい2台持っている状況です(笑)
ZenFone Liveのスペック・性能
ZenFone Liveのスペックは高いものではなく、むしろ低めのスマホです。ただ低いからダメということではなく、使い方次第。メールやLINE、TwitterやInstagramのSNSがメインという方であれば問題ない性能となっています。
反面、ポケモンGOをしたい、ゲームを快適に行いたい、VRゴーグルで使ってみたいという方には向いていないスマホとなります。
下記がスペックです。
型番 | ZenFone Live (ZB501KL) |
---|---|
サイズ(約) | 141.1mm × 71.7mm ×7.9mm |
重量 | 約120g |
ディスプレイ | 約5.0インチ 1280×720 |
OS | Android 6.0.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 400 1.4GHz(クアッドコア) |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
背面カメラ | 1300万画素 LEDフラッシュ |
前面カメラ | 500万画素 LEDフラッシュ |
バッテリー | 2650mAh |
連続通話時間 | 約1440分(3G) 約1158分(au VoLTE) |
SIMカード | nanoSIMスロット×2 |
対応バンド | FDD-LTE: B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28 WCDMA: B1/B6/B8/B18/B19 TD-LTE: B41 |
対応バンドは一般的でドコモ回線を使った格安SIM(MVNO)には当然対応、Y!mobileにも対応しておりUQモバイル等のau回線にも対応しています(VoLTEのみ)。
CPUにはSnapdragon400という今だと滅多に使われないものが使われており、ややスペック的には古さを感じます。ただ先述した通り、スマホに何を求めるか?ということになるので使い方や求めるものによっては問題ない性能となります。
ZenFone Liveの開封の儀と外観
日本版だけではなく台湾版のZenFone Liveの外箱や内容物の違いも合わせて紹介していきます。
左側は日本版、右側が台湾版のパッケージです。
台湾版のパッケージの裏面には中国語で何か書かれています。
開封すると並んでいる様子は同じですが、右側の台湾版には余分に何か入っているのがわかります。で内容物を見てみると下記の通り
日本版のZenFone Liveは充電用のコンセント部分とUSBケーブル、そしてヘッドフォンだけ入っていますが、台湾版はミニ三脚とスマホ用の台座がついています。ミニ三脚はもちろん普通のデジカメでも使うことが出来るものです。
本体については変わりないので日本版のみで説明していきます。
USBはmicroUSB、Snapdragon400なら当然と言えば当然ですが。
表面
裏面
カラーバリエーションは「ネイビーブラック」「シャンパンゴールド」そして写真の「ローズピンク」の3色です。ローズピンクはピンクと言っても派手派手しくなく、男性でも気にせず持てるカラーだと思います。
なおZenFoneはここ最近エントリーモデルには指紋認証機能を背面に搭載する傾向にありましたが、ZenFone Liveは指紋認証機能は省かれており非搭載となっています。
本体上部、ヘッドホン端子があります。
上記の写真の通り、カメラレンズは出っ張っておらずむしろ凹んでいる感じです。
本体下部、USB端子があります。
本体サイド
ボリュームボタンと電源ボタンにはZenFoneシリーズらしくスピン加工が施されており滑りにくくなっています。
反対側の本体サイド、SIMカードスロットが右側にあります。
ZenFone Liveのベンチマーク結果(AntutuBenchmark)
スマホの性能を推し量るベンチマークの計測結果です。Antutu Benchmarkという一番使われているアプリを使って計測しました。
2回計測して共に26800台という結果に。
SNSやメール、検索メインなら25000を超えていれば問題ないというのが僕の持論なので普段使いのスマホとしてなら問題ないと言えます。性能的には2016年4月に発売されたZenFone Goと同じくらいです。
ZenFone Liveのカメラ性能
ZenFone Liveのカメラ性能は若干弱いかな?という印象です。
ダンボーをデフォルト(初期設定のまま)で撮影したものです。
白黒のコントラストの激しいものも撮影して試しました。
若干黒が潰れているような感じを受けてしまいます。もちろん画像加工アプリ等で調整すればきちんと魚のウロコ部分も撮影出来ていますがデフォルトのままの状態だと厳しいかな?といったところです。
ZenFone Liveの美人エフェクトLive について
ZenFone Liveは世界初「美人エフェクトLive」を搭載したことが売りです。今まで静止画であれば肌を綺麗に仕上げるように設計されたカメラはありましたが、動画でもリアルタイムで肌を綺麗に見せるように加工してライブ配信が出来る機能が美人エフェクトLiveとなります。
カメラとは異なるアプリで使います。
美人エフェクトLiveを立ち上げた時の画面が上記画像の左側、右上のところをタップするとライブ配信したい場所(SNS)が表示され、そのまま撮影してアップロードが出来ます。
実際にどれぐらい綺麗になるかと言えば、汚いオッサンの顔ですいませんが下記の通りです。
10段階でエフェクト(効果)を設定でき、0が何も効果を出していない状態です。このレベルを上げていくと無精髭ですら目立たなくなるくらい肌が綺麗になっていきます。
無精髭の無い女性の肌ならツルツルの美肌を動画で配信することが出来るようになる訳です。
ZenFone LiveへのSIMカードの入れ方とAPN設定
SIMフリースマホを購入して自分でSIMカードを入れることが出来るかな?と不安に思う方もいるかもしれませんね。ZenFone LiveへのSIMカードの入れ方は簡単です。
液晶を上向きにして机の上に置きます。付属のSIMピン(ニコちゃんマークのようなピンが同梱されています)をSIMカードスロットの穴に入れてまっすぐに押します。
SIMカードスロットが少し出るので後は指で挟んで引っ張り出します。
引っ張り出した状態が上記の写真です。ZenFone LiveにはSIMカード(nanoSIM)を2枚入れることが出来ますが、DSDS(2枚のSIMカードを入れて共に着信の待受が出来る状態)には対応していません。
引っ張り出したSIMカードスロットにSIMカードを置きます。ZenFone Liveは記憶領域が16GBしか無いので動画をよく撮影するということであればmicroSDカードも一緒に入れるのがおすすめです。
置き方は上記の通り、SIMカードは基盤が裏側になるようにして凹み部分をあわせて置きます。
後は再び、SIMカードスロットを元通り入れて完成です。APN設定は大手MVNO(格安SIM)なら設定画面から選ぶだけです。
APN(SIMを使えるようにするための設定)は下記の通りです。
液晶画面の上部を上記画像の通り下に引っ張る感じでなぞります。すると右側の画面が出るのでネジマークの部分をタップします。
「設定」の「もっと見る」をタップし次の画面へ。「モバイルネットワーク」をタップして次の画面へ、「アクセスポイント名」をタップします。
上記の中に自分の選んだ格安SIMがあれば◯のところをタップすれば完成です。無ければ自分でAPN設定を行うことになりますが、これも簡単。
APNの選択画面の右上にあるプラスマークをタップして新規APN情報を登録します。
概ね5項目を入力もしくは選択して、最後に保存をすればAPNは登録されるので、登録したAPN(格安SIM)を選択すればOKです。一部の格安SIMで「APNタイプ」や「APNプロトコル」も設定しないといけない時もありますが、書かれている通り行えば良いだけです。
「格安SIM名(例えばUQモバイル) APN」で検索すれば入力しなければいけない情報はすぐに見つかります。
ZenFone Liveを使った感想
実際にZenFone Liveを使った感想は5インチと小柄で女性でも持ちやすい大きさになっているのが良いところだなと。
ZenFoneシリーズで5インチサイズの画面サイズのスマホが出たのはZenFone2 Laser以来の2台目。
小さめのスマホが良い方には良いのではないでしょうか?
ただ実際に使ってみてゲームや少し重たい処理を行う時はもたつく感じはどうしてもしてしまいます。Twitterやメール、検索くらいなら全く問題無いのですが、VR動画の再生だとやはりブロックノイズが出てしまうこともあったりしました。
だからこのスマホは
- 美人エフェクトLive で自撮り動画を配信したい人
- メールやSNSがメインでゲームとかしない人
- 5インチくらいの小型のスマホが良い人
という方に向いているスマホだと言えます。
もしくは1台は既にスマホを持っているけど、壊れた時や予備、2台目のスマホにしたいという方にはおすすめです。amazonでなら2万円を切って購入出来ます。
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