ZenFone3シリーズで日本で発売されているモデルは2016年11月16日現在、3モデルです。それぞれのレビュー記事にリンクを張っていますのでそれぞれの詳細はそれぞれ見ていただければと思います。
それぞれを購入して実際に使った感想を含めてどれを購入すれば良いのか悩んでいる方に比較しながら説明を行っていきます。これからZenFone 3シリーズを購入しようと考えている方に参考になれば。
ZenFone 3 シリーズの外観の違いとサイズの違い
ZenFone 3シリーズは3モデル出ていますがそれぞれサイズが異なりますし外観も異なります。外観の違いとサイズの違いについて説明していきます。
3モデルを同時に撮影してみました。
左からZenFone 3(ZE520KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)となっています。
液晶サイズは下記の通り
- ZenFone 3(ZE520KL):5.2インチ
- ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL):5.5インチ
- ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL):5.7インチ
その大きさの通り、外観としての大きさも異なっています。
続いて背面です。
左からZenFone 3(ZE520KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)となっています。3つ並べると順に大きくなっていっているのでそれほど大きさの違いは無いように見えますが、左からZenFone 3(ZE520KL)とZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)ではかなり大きさが異なります。
また3機種とも背面にアンテナライン(Dライン)が無く非常に綺麗な表面となっています。特にZenFon 3 Deluxeは背面にオールメタルなのに背面にアンテナラインが無いのが特徴です。iPhoneシリーズもメタルボディですがどうしても背面にアンテナラインが出来てしまっています。アンテナラインを無くすのは非常に難しい技術ということでここにASUSのこだわりがあると言えます。
実際に持ってみるとわかりますが、手がやや大きめの人でも片手で操作が出来るのはZenFone 3(ZE520KL)のみです。ZenFone 3 Deluxe は両モデルとも大きくて片手で操作するには向いていません。ただしどのモデルも片手操作モードというものがあって液晶内で表示サイズを小さくすることは出来ます。
上記はZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)ですが右手で持って片手操作するために表示を小さくした場合です。でもこうやって使うのならZenFon 3(ZE520KL)で十分なのではないかと思います。
上記の写真はZenFone 3 シリーズの下部を撮影したものです。左からZenFone 3(ZE520KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)となっています。
どれもUSB端子があってUSB Type-Cとなっていますので以前のZenFoneと違い、USBの向きを気にして差し込む必要性がなくなっています。
上記の写真の通り上下がありません。差し込む時に端子の向きを気にしなくて良いのは非常に楽であり安心出来る仕様となっています。またUSB Type-Cにすることでデータファイルの転送速度も向上していますし、充電速度も早くなっています。
縦に並べてみました。上からZenFone 3(ZE520KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)です。
ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)のみビスで固定を行っています。またZenFone 3(ZE520KL)はアンテナライン(Dライン)が左右にあるのが分かります。
続いて上部ですが、イヤホンジャック端子がそれぞれ微妙に位置が違います。ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)が一番端子が端によっているのですが、端によっている方が邪魔になりにくく感じるのでイヤホンジャックの位置はZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)が良いかな?と個人的には思いますが、これは個人の好みによりますね。
本体サイドです。縦の長さが結構違うことがわかると思います。また厚みはZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)が一番薄くなっています。
実際の大きさと重さは下記の通り
項目 | ZenFone 3 (ZE520KL) |
ZenFone 3 Deluxe (ZS550KL) |
ZenFone 3 Deluxe (ZS570KL) |
---|---|---|---|
縦(長さ) | 146.8mm | 151.4mm | 156.4mm |
横(幅) | 73.9mm | 76.7mm | 77.4mm |
厚み | 7.69mm | 7.80mm | 7.50mm |
重量(カタログ値) | 約144g | 約160g | 約172g |
重量(実測値) | 144g | 146g | 160g |
調理用のクッキングスケールで測定したのですがZenFone3 Deluxeがそれぞれカタログ値よりも軽くなっていることが気になりました。もちろん家庭用のクッキングスケールなので正確では無いと思いますが、カタログ値よりは軽いと思います。
ZenFone 3 シリーズ 通信帯域の比較と使用可能SIMカードについて
ZenFone3シリーズの通信帯域と使用可能SIM・対応SIMカードについて説明していきます。
最初に重要な点を説明しておくと、ZenFone3シリーズはdocomo系MVNOの技適・au系MVNOの技適・ソフトバンク系MVNOの技適、すべての技適に対応しているのでどのSIMカードも法律的には使えますが、動作するかどうかは各MVNOに確認してください。
また今回はau系MVNOのVoLTEに対応したことが話題になっていますが、残念なことにZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)のみau系VoLTEには非対応となっています(2016年11月16日現在)。ただし今後アップデートで対応する可能性は多いにあると思います。
- ZenFone 3(ZE520KL):au系VoLTE に対応
- ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL):au系VoLTE に対応
- ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL):au系VoLTE に非対応
UQモバイルやmineoのAプラン、IIJmioのタイプAプランでVoLTE対応SIMを選ぶ場合は注意してください。なおVoLTEはあくまでも音声通話のことですからZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)でもデータ通信は可能となっています。しかし音声通話は出来ませんのでご注意ください。
つづいて表で対応バンドを確認してください。でもよく分からないですよね。よく分からなくても大丈夫です。
日本国内で使う分にはdocomo・au・ソフトバンク系のMVNOの通信規格であるバンドに対応しているので安心して使うことが出来ます。
型番 | ZenFone 3 (ZE520KL) |
ZenFone 3 Deluxe (ZS550KL) |
ZenFone 3 Deluxe (ZS570KL) |
---|---|---|---|
FDD-LTE |
B1/B2/B3/B5/B7/B8/ |
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/ B12/B17/B18/B19/ B20/B26/B28 |
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/ B12/B17/B18/B19/ B20/B26/B28/B29/B30 |
TD-LTE | B38/B39/B40/B41 | B38/B39/B40/B41 | B38/B39/B40/B41 |
キャリアアグリゲーション | 2CA対応 | 2CA対応 | 2CA/3CA対応 |
W-CDMA | B1/B2/B5/B6/B8/B19 | B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 | B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 |
CDMA2000 | – | – | BC0 |
auVoLTE対応 | ◯ | ◯ | ×(2016年11月16日現在) |
ここで面白いのがZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)はCDMA2000にも対応していることです。auの3G回線にも対応しているということです。もっともauの3G回線対応のSIMカードを出しているMVNOは無いのであまり意味がありませんが。
SIMカードスロット
ZenFone 3シリーズ3モデルともSIMカードスロットはmicroSIMとnanoSIMの2つのSIMカードに対応しています。
上記は左からZenFone 3(ZE520KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)・ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)となっていますが、ZenFone 3(ZE520KL)とZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)に関しては同じ形状のSIMカードスロットになっており、流用が可能となっています。もちろんカラーが違うのでわざわざ流用して使うことは無いと思います。
ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)のみSIMカードスロットの形状が違います。
なお3モデルともSIMカードスロット1はmicroSIMカード、SIMカードスロット2はnanoSIMカードスロットになっています。
ZenFone 3 シリーズ スペックとベンチマーク結果
ZenFone 3 シリーズ3モデルのスペックとベンチマーク結果について説明していきます。
型番 | ZenFone 3 ZE520KL |
ZenFone 3 Deluxe ZS550KL |
ZenFone 3 Deluxe ZS570KL |
---|---|---|---|
OS | Android 6.01 | Android 6.01 | Android 6.01 |
CPU | オクタコア2.0GHz Snapdragon 625 |
オクタコア2.0GHz Snapdragon 625 |
クアッドコア2.4GHz Snapdragon 821 |
RAM | 3GB | 4GB | 6GB |
ROM | 32GB | 64GB | 256GB |
ディスプレイ | 5.2インチ (1920×1080 FHD) |
5.5インチ (1920×1080 FHD) |
5.7インチ (1920×1080 FHD) |
カメラ | 背面1600万画素 前面800万画素 |
背面1600万画素 前面800万画素 |
背面2300万画素 前面800万画素 |
電池容量 | 2650mAh | 3000mAh | 3000mAh |
サイズ | 146.87 x 73.98 x 7.69mm | 151.4 x 76.7 × 7.8mm | 156.4 x 77.4 × 7.5 mm |
重量 | 144g | 160g | 172g |
価格(税別) | 39800円(税別) | 55800円(税別) | 89800円(税別) |
発売日 | 10月7日 | 10月下旬 | 10月下旬 |
スペックは上記の通りです。
ベンチマーク結果(Antutu Benchmark)
最初にベンチマークアプリ(性能を計測するアプリ)の結果から。使用したアプリはAntutu Benchmarkです。数字が大きければ大きいほど性能が良いことになります。
2回計測しています。
1回目の計測結果
2回目の計測結果
結果を表にまとめたものが下記になります。
型番 | ZenFone3 (ZE520KL) |
ZenFone3 Deluxe (ZS550KL) |
ZenFone3 Deluxe (ZS570KL) |
---|---|---|---|
1回目 | 62514 | 61200 | 133626 |
2回目 | 62473 | 61332 | 131876 |
平均 | 62494 | 61266 | 132751 |
ZenFone 3とZenFone3 Deluxe(ZS550KL)と比較するとZenFone 3の方が数値がよくなっています。ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)は13万オーバーとなっており他の2モデルと比較にならないくらいの高スペックであることがよくわかります。
ただしスマホで行うことが検索、メール、LINE、ポケモンGO、地図アプリ、パズドラであればAntutu Benchmarkの数値は経験上3万も超えていれば十分であり3モデルとも6万オーバーの結果となっているので先に書いた用途で使う分にはどれを選んでも問題ありません。
CPUについて
CPUはスマホの一番重要なパーツであり人間で言えば脳みそに値するものです。
- ZenFone 3(ZE520KL):オクタコア2.0GHz Snapdragon 625
- ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL):オクタコア2.0GHz Snapdragon 625
- ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL):クアッドコア2.4GHz Snapdragon 821
上記の通りZenFone 3とZenFone3 Deluxe(ZS550KL)は同じCPUで、ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)は異なるCPUを使っています。
性能的にはSnapdragon 625よりもSnapdragon 821の方が上なのでベンチマークの結果を見てもそれがよくわかります。でも3Gのゲームや画像処理・動画処理をスマホで行わなければ別に気にすることは無いと言えます。
メモリ(RAM)について
メモリ(RAM)は簡単に言えば作業可能領域と言えます。机の上だと考えてください。机の上が広い方がいろいろな本やノートを広げられるので一度に多くの処理を行えます。
つまりスマホで言えばメモリが多い方が同時に多くのアプリを起動させても安定して動作してくれることになります。
- ZenFone 3(ZE520KL):3GB
- ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL):4GB
- ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL):6GB
ZenFone 3とZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)では倍もメモリが異なるのでアプリをいろいろと同時に使うということであればZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)を選ぶのが良いと言えますが、スマホの場合同時に使えるアプリってパソコンと違って限られてくるので特に気にする必要性は無いと言えます。
ストレージ(ROM)について
ストレージ(ROM)は簡単に言えば保存領域です。アプリや作ったデータ、撮影した写真を保存しておくところです。厳密に言えばROMという言葉はおかしいのですが容量を増やすことが出来ないという意味でROMと言われています。
- ZenFone 3(ZE520KL):32GB
- ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL):64GB
- ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL):256GB
正直、ROMの容量はそれほど気にしなくても問題ありません。特にSIMカード1枚しか使わないのであれば。
ZenFone 3シリーズはmicroSDカードを使うことが出来ますので保存領域をmicroSDカードにすることも可能だからです。でも2枚のSIMカードを使う場合、microSIMカードは使えなくなるので、その場合はROMの容量が大きい方が良いことになります。
ROMの容量が大きいとアプリを沢山インストール出来ますし、カメラで撮影した写真も沢山保存しておけます。
iPhoneはmicroSDカードを入れることが出来ないためストレージ(ROM)の容量は大きいものの方が良いのですが、ZenFoneはmicroSDカードを使うことが出来るので気にしなくても良いと言えます。
ZenFone 3 シリーズのカメラについて
ZenFone2から大きく進化したことの1つにカメラ性能はあると言えます。ZenFone2も当時のスマホとしては特カメラ性能が悪い訳ではありませんでしたが、やはりスマホのカメラという次元から脱却することが出来ていなかったと言えます。
しかしZenFone 3シリーズはカメラ性能が格段にアップしています。特にカメラの一番重要なエンジンにSONYのものを使っており発色がよくなり暗いところでの感度もよくなり、格段と写りがよくなっています。
カメラのスペックは
- ZenFone 3(ZE520KL):背面1600万画素・前面800万画素
- ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL):背面1600万画素・前面800万画素
- ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL):背面2300万画素・前面800万画素
基本的には画素数が多い方が高精細な写真を撮ることが出来ますが必ずしも画素数が多い=綺麗な写真になる訳ではありません。むしろセンサーサイズとエンジンが同じなら画素数が少ない方が綺麗な写真になることもあります。
でも実際に撮影したものはどうなの?と思うと思いますのでそれぞれの画像を見てご自身でどうか見てください。
ZenFone 3で撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS550KLで撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS570KLで撮影
原寸大の写真はスマホで見てもあまり差が分からないと思いますので出来ればパソコンで見られることを推奨します。
ZenFone 3で撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS550KLで撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS570KLで撮影
ZenFone 3で撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS550KLで撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS570KLで撮影
ZenFone 3で撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS550KLで撮影
ZenFone 3 Deluxe ZS570KLで撮影
ほぼ同じ位置から撮影をしているので原寸大の写真を見てもらえれば差がよくわかると思います。
個人的にですが、一番綺麗だな~と思ったのはZenFone 3 Deluxe ZS570KLで、次にZenFone 3、最後がZenFone 3 Deluxe ZS550KLとなりました。個体差もあるので絶対では無いのですが、ZenFone 3 Deluxe ZS550KLは色が薄くなっているように思いました。
ZenFone 3シリーズのバッテリーについて
出来ればバッテリーの持ちは良い方が良いですよね。3モデルでどうなっているのかと言えば下記の通りです。
型番 | ZenFone 3 (ZE520KL) |
ZenFone 3 Deluxe (ZS550KL) |
ZenFone 3 Deluxe (ZS570KL) |
---|---|---|---|
Wi-Fi通信時 | 約15時間 | 約15時間 | 約13.8時間 |
モバイル通信時 | 約15.4時間 | 約15.8時間 | 約13.8時間 |
連続通話時間 | 約1637分 (3G) 約1134分 (au VoLTE) |
約1860分 (3G) 約1758分 (au VoLTE) |
約1800分 (3G) |
連続待受時間 | 約434時間(3G) 約493.6時間(au VoLTE) |
約407時間(3G) 約475時間(au VoLTE) |
約389時間(3G) 約370時間(LTE) |
バッテリー充電時間 | 約1.8時間 | 約2時間 | 約1.4時間 |
バッテリー容量 | 2650mAh | 3000mAh | 3000mAh |
バッテリーでトータル的なバランスに優れているのはZenFone 3 Deluxe ZS550KLとなってます。ZenFone 3 Deluxe ZS570KLはCPUにSnapdragon 821を使っている割には割りと良い数値になっています。
実際に使ってみてのバッテリーの持ちはほぼ公表値と同じかな?というところです。
よく通話をする人はZenFone 3 Deluxe ZS550KLが一番よく、待受時間が長い方が良い人はZenFone 3が良いということになりますね。
ZenFone 3シリーズを使ってみての感想と比較
一概には言えないのですが個人的にはZenFone 3 がもっともコスパがよくおすすめしやすいかな?と。
なによりも手に馴染む大きさの5.2インチというのがお気に入りの理由。5.7インチのZenFone3 Deluxe ZS570KLは大きすぎて片手では満足に操作が出来ないと言えます。もちろん両手で使うから大きいのが良いという人には良いのですが、ここまでの性能が必要な人も少ないでしょう。
トータルでのおすすめの順位は
- 1位:ZenFone 3
- 2位:ZenFone3 Deluxe ZS570KL
- 3位:ZenFone3 Deluxe ZS550KL
といった感じです。でもUQモバイル等のVoLTE対応SIMで使うのならZenFone3 Deluxe ZS570KLは現在は対象外となります。個人的に一番好きなMVNO・格安SIMがUQモバイルということもあってせっかくならVoLTEで話したいということもあってZenFone 3が良いと思いました。
ZenFone3 Deluxe ZS570KLがアップデートでVoLTEに対応してくれたらメイン機はZenFone3 Deluxe ZS570KLになりますが現状ではZenFone 3がメイン機になっています。
以上、ZenFone 3シリーズ3モデルの比較でした。
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