SIMフリースマホでシェア3割近くを誇るASUSのZenFoneシリーズ。その中でも2016年時点で最高峰であるZenFone3 Deluxe(ZS570KL・5.7インチモデル)を購入しました。ということで早速写真多めにレビューをしていきます。
これからZenFone3 Deluxe ZS570KLを購入しようと考えている方の参考になるように解説していきます。なお海外モデルではなく正規日本版のレビューとなっています。
なお、ZenFone3及びZenFone3 Deluxe(ZS550KL)のレビューをご覧になられたい方はそれぞれレビューで書いているので参考にしてもらえれば幸いです。
>>ZenFone3 Deluxe ZS550KL レビュー
ZenFone3 Deluxe ZS570KL 開封の儀
今回購入はASUSの公式オンラインショップであるZenFone Shopで購入しました。
海外版だと技適の問題で日本国内で使うことが出来ないことがあったりサポートを受けられないこともあって安心の日本版に。またamazon等で購入するとたまに日本正規品と書かれていても海外版が送られてきたという噂もあったりするので公式サイトか信頼のおけるECサイトで購入されるのが良いと思います。
箱はかなり大きめで8インチタブレットが入っているかのような大きさ。また冬場だと静電気でホコリがまとわりつきやすいのが難点。製品そのものには関係ありませんが。
パッケージのつづりは、Zenfone 3 Deluxeなんですよね。
蓋をあけると本体が置かれています。箱の下の部分が引き出しになっておりこの中に付属品が入っていました。
付属品はイヤホンとUSBケーブル(Type-C)、ACアダプターとSIMスロットを開けるためのピンが入っています。
USBのType-Cは上下が無いタイプで今までのAndroidスマホのUSBの端子のように上下を気にして指さなくても良いのが良いところ。
付属のイヤホンはハイレゾ対応のZen Ear
ZenFone3 Deluxe ZS570KLはハイレゾ音源に対応しているのですが付属しているイヤホンもハイレゾ対応の「Zen Ear」となっています。
イヤホンにもスピン加工が施されていて光を当てると綺麗な反射が描かれます。
イヤホンの下にはキャップ(耳あて部分)がサイズ別に入っていました。
ZenFone3 Deluxe ZS570KLの外観
続いてZenFone3 Deluxe ZS570KLの外観を見ていきます。
今回購入したのはゴールド。ゴールドと言っても派手派手しいゴールドではなく落ち着きがあって高級感のあるゴールド。
オールメタルの筐体にサンド加工された表面は非常に手触りがよくなっています。
カメラのレンズ周りには第2世代となってより高速なオートフォーカスを実現するレーザーオートフォーカス用のセンサーとフラッシュが左右についています。その下には指紋センサー。
レンズはやや出っ張りがあるもののそれほど気になるほど出てはいません。
表側にもスピン加工がされており綺麗な螺旋状の光沢が浮かび上がります。
アンテナラインの無い綺麗なメタルボディは高級感が漂っています。通常、メタルボディであればアンテナのためのラインが入るのですが、ZenFone3Deluxeにはアンテナラインがありません。これは開発時にかなり苦労して実現したそうです。
上記はiPhone6sですが本体の上と下にラインが入っていますがこれがアンテナラインです。これを無くすのが大変なことということ。
本体下部にはUSB端子
本体上部にはイヤホン端子
右側(液晶を前にして持った時)にはボリュームボタンと電源ボタンがあります。
強調して撮影してみました。ボリュームボタンや電源ボタンにもスピン加工が施させていて綺麗な反射をしますし、スピン加工がすべり止めにもなっています。
左側(液晶を前にして持った時)にはSIMカードスロットがあります。
電源を入れ初期設定を終えた段階の画面。
液晶にはゴリラガラスを採用しておりキズがつき難く非常に綺麗な液晶になっています。
ZenFone3 Deluxe ZS570KLへのSIMカードの入れ方とAPN設定について
ZenFone3 Deluxe ZS570KLのSIMカードは非常に簡単に入れることが出来ます。
本体サイドにSIMカードスロットがあるので付属のピンを小さな穴に差し込みます。
差し込んだらグっと押し込みます。
差し込むとスロットが出て来るので、後は指で引っ張り出します。
写真のように取り出したらSIMスロットを裏返します。
上記の写真の通り、右側がSIMスロット1、左側がSIMスロット2になっており
- SIMスロット1=microSIMカードスロット
- SIMスロット2=nanoSIMカードスロット
となっています。
1枚のみを入れるのであれば出来ればSIMスロット1に入れるようにしてください。またSIMカード2枚を入れる場合、SIMスロット2は3Gのスタンバイとなるので注意してください。つまりau系の格安SIMは4G(LTE)のみなのでau系の格安SIMを含めて2枚のSIMカードを入れる場合はau系のSIMカードはスロット1に入れるようにしてください。
またSIMカードスロットを本体に戻す場合は液晶を上に向けていれるとSIMカードが落ちないので液晶面を上に向けていれるようにしてください(ZenFone3やZenFone3 Deluxe ZS550KLは液晶面を下に向けた方がSIMカードが落ちないようになっています)。
APN設定について
SIMカードを入れたらAPN設定が必要になります。今回UQモバイルのSIMカードを入れたのですがZenFone3やZenFone3 Deluxe ZS550KLの時は自動で認識してくれましたが、なぜかZS570KLでは自動認識してくれなかったので手動でAPN設定を行いました。
APN設定はZenFone3と同じなのでZenFone3のAPN設定の項目を参考にしてください。
ZenFone3 Deluxe ZS570KLのスペック・ベンチマーク計測(Antutu Benchmark)
ZenFone3 Deluxe ZS570KLのベンチマークを計測しました。
結果は13万オーバーとかなりの高スペックとなっています。ZenFone3が62000くらいなので倍以上の数値となっています。
型番 | ZenFone 3 ZE520KL |
ZenFone 3 Deluxe ZS550KL |
ZenFone 3 Deluxe ZS570KL |
---|---|---|---|
OS | Android 6.01 | Android 6.01 | Android 6.01 |
CPU | オクタコア2.0GHz Snapdragon 625 |
オクタコア2.0GHz Snapdragon 625 |
クアッドコア2.4GHz Snapdragon 821 |
RAM | 3GB | 4GB | 6GB |
ROM | 32GB | 64GB | 256GB |
ディスプレイ | 5.2インチ (1920×1080 FHD) |
5.5インチ (1920×1080 FHD) |
5.7インチ (1920×1080 FHD) |
カメラ | 背面1600万画素 前面800万画素 |
背面1600万画素 前面800万画素 |
背面2300万画素 前面800万画素 |
電池容量 | 2650mAh | 3000mAh | 3000mAh |
サイズ | 146.87 x 73.98 x 7.69mm | 151.4 x 76.7 × 7.8mm | 156.4 x 77.4 × 7.5 mm |
重量 | 144g | 160g | 172g |
価格(税別) | 39800円(税別) | 55800円(税別) | 89800円(税別) |
発売日 | 10月7日 | 10月下旬 | 10月下旬 |
スペックで見るとZenFone3 Deluxe ZS570KLはSnapdragon821というかなり性能の良いCPUを使っていること、メモリも6GBとなっていることからこれほどの差が出るものと思われます。
これだけのスペックがあればスマホで出来ることは何でも出来ると言えますね。
ZenFone3 Deluxe ZS570KLはau VoLTE非対応
ZenFone3及びZenFone3 Deluxe ZS550KLはau VoLTEに対応していますが、ZenFone3最高位モデルであるZenFone3 Deluxe ZS570KLはauVOLTEには対応していません!
つまりUQモバイルやmineo、IIJmio等のau系VoLTE対応SIMを入れてもVoLTEによる通話が出来ないことになります。
これ結構勘違いしている人が多いと思うので注意が必要です。なお、auVoLTEには対応していないだけでauVoLTEのSIMカードを入れて通信は可能です(通話は無理)。そしてZenFone3 Deluxe5.7インチモデルは、auの3G回線であるCDMA2000に対応しているのでauVoLTE非対応のSIMであれば通話が可能となります。
いや、auの技適は問題ないのか?と思う方もいるかもしれませんが、ZenFone3 Deluxe ZS570KLはau技適にも通っています。ただしUQモバイルの公式サイトでは対応機種にはなっていません。
それとZenFone3 Deluxe ZS570KLはキャリアアグリケーションに対応しています。通常キャリアアグリケーションに対応というと2つの電波を掴んで高速化するのですが、ZenFone3 Deluxe ZS570KLは3つの電波を掴んで更に高速化することが出来るようになっています。
ポケモンGO対応について
ZenFone3 Deluxe ZS570KLはジャイロセンサーがついておりポケモンGOは問題なく動作して遊ぶことが出来ます。
ただしZenFoen3でもZenFone3 Deluxe ZS550KLでも起こった問題がZS570KLでも発生しました。それはGoogle Mapを起動する前にポケモンGOを起動させるとGPSを探していていつまでもプレイ出来ないという問題です。
もしGPSを探し回ってプレイが出来ない時は、一旦ポケモンGOを終了させてGoogle Mapを1度起動させてから再度ポケモンGOを起動させてみてください。
ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)を実際に使ってみた感想
ZenFone3シリーズ最高峰だけあって操作は快適そのもの。外観もメタルボディでアンテナラインもなく美しい筐体で文句のつけようが無いところと言いたいところですが、やはり5.7インチはデカい!大きいのが好きな方なら良いと思うのですが普段使いで5.7インチは使いにくいと言えます。特に片手で操作がしたい人には向いていません。
片手モードと言って有効画面を小さくする方法もあるのですが、それなら小さいスマホを使えば良いのですが小さいSIMフリースマホでここまで高性能なものはほぼ無いのが問題なところ。
両手でスマホを操作するのであれば画面も大きく非常に便利なのですがポケットに入れることが多い男性であれば大きすぎるのが問題かな?と。5インチくらいのサイズでこのスペックがあれば最高なんですけどね。
そうは言ってもこれだけのスペックで性能面で文句の言いようが無いものだと言えるので購入したいという方は非常に多いですし、現実に売れすぎていて現在ASUSの公式ショップでは品切れ&予約停止となっています。
税別で89800円・税込み96984円と約10万円もするスマホですがとにかく良いものを!という方にはおすすめ出来るスマホとなっています。
ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)はどこで購入するか?
僕は先に書いた通り、ASUSの公式ショップで購入しましたが2016年11月12日現在新規受注は停止しています。
格安SIMを扱っているMVNO各社でもZenFone3 Deluxe ZS570KLは取扱をしていません。なので大手家電量販店で探すしか無い状況となっていますが予想では12月には在庫不足もそれなりに解消されると思うので公式サイトで購入するのが良いのかな?と思います。人気なので価格差もそれほどありませんからね。
amazonでは15万円ほどで出ていますがそこまで出すのは勿体無いので入荷されるのを待った方が良いですよ
以上、ZenFone3 Deluxe ZS570KLのレビューでした。
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