2016年5月に台湾で行われた ASUS Zenvolutionで発表されたSIMフリースマホ「ZenFone3」。日本での正式発売はいつかいつかと待ちわびること121日目の9月28日に日本での発売が発表され、130日目である10月7日にようやく発売されました!
ということで発売日である10月7日に手に入れたZenFone3のファーストレビューとSIMカードの入れ方、APN設定、実際にZenFone3で撮影性能等を説明していきます。またZenFone2との簡単な比較も説明していきます。
なおZenFone3deluxeのレビューを期待されている方はそれぞれレビューを書いているのでそちらをお読みください
>>ZenFone3 deluxe ZS550KL(5.5インチモデル)
>>ZenFone3 deluxe ZS570KL(5.7インチモデル)
ZenFone3 スペック
ZenFone3のスペックは下記の通りです。同時に発表されたZenFone3 Deluxeも記載しておきます。
型番 | ZenFone 3 ZE520KL |
ZenFone 3 Deluxe ZS550KL |
ZenFone 3 Deluxe ZS570KL |
---|---|---|---|
OS | Android 6.01 | Android 6.01 | Android 6.01 |
CPU | オクタコア2.0GHz Snapdragon 625 |
オクタコア2.0GHz Snapdragon 625 |
クアッドコア2.4GHz Snapdragon 821 |
RAM | 3GB | 4GB | 6GB |
ROM | 32GB | 64GB | 256GB |
ディスプレイ | 5.2インチ (1920×1080 FHD) |
5.5インチ (1920×1080 FHD) |
5.7インチ (1920×1080 FHD) |
カメラ | 背面1600万画素 前面800万画素 |
背面1600万画素 前面800万画素 |
背面2300万画素 前面800万画素 |
電池容量 | 2650mAh | 3000mAh | 3000mAh |
サイズ | 146.87 x 73.98 x 7.69mm | 151.4 x 76.7 × 7.8mm | 156.4 x 77.4 × 7.5 mm |
重量 | 144g | 160g | 172g |
価格(税別) | 39800円(税別) | 55800円(税別) | 89800円(税別) |
発売日 | 10月7日 | 10月下旬 | 10月下旬 |
台湾のZenvolutionやCOMUPTEX2016で発表された時は、ZenFone3は5.5インチであり、台湾等では5.2インチと5.5インチの2モデルが発売されていますが、日本では現在のところ5.2インチのみしか販売しないとのことです。これはASUS Japanの社員の方に聞いたのですが、5.5インチのZenFone3は、ZenFone3 Deluxeと重なる部分もあるため5.2インチのみに絞ったとのことでした。
そのため5.5インチのZenFone3が欲しい!という方はEXPANSYS等の海外スマホの販売サイトで購入する(ただし日本国内で使う分には法的な問題があり)しか現状は方法がありません。もっとも5.2インチのZenFone3か5.5インチのZenFone3 Deluxeで十分かと思います。
次に今回のZenFone3で注目すべき点を説明していきます。
最大の特徴はDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応
ZenFone3の最大の特徴と言えば、DSDSに対応してきたところ。ZenFone2シリーズはデュアルSIMには対応していましたが、デュアルスタンバイには対応していませんでした。
デュアルSIMとは2枚のSIMカードを入れることが出来ること。デュアルスタンバイとは2枚入れたSIMが2枚とも着信(電話やメール)を得られる状態になっていること。
ZenFone2では2枚のSIMカードを入れることが出来ましたが、実際に着信出来るのは選択した1枚のSIMカードのみ。でもZenFone3は2枚入れたSIMカード、ともに着信が可能となっています。ただし1枚のSIMで通話している状態の時に2枚目のSIMカードでは着信出来ないので排他的利用にはなります。もっとも2枚同時に通話する必要性は無い訳で問題はありません。
au VoLTEにも対応
そしてZenFone3はauのVoLTEにも対応しており、UQモバイルやmineo、IIJ Aタイプと言ったau回線を使った格安SIMも使えるようになっています。今までのZenFoneシリーズの中にも後からアップデートによりauのVoLTEに対応するものはありましたが最初から標準でVoLTEに対応したというのは大きな前進ではないでしょうか?
試しにSIMスロット1にau VoLTE対応のUQモバイルのSIMカードを入れ、SIMスロット2にLINEモバイルのSIMカードを入れてみました。すると上記の画像の通り、「4G」とは表記されずに「VO LTE」と表示される結果に。
なお、au VoLTEではなくdocomo系のSIMカードを入れると「4G」もしくは「4+G」と表示されます。
上記の通り、au系の格安SIMのVoLTE対応を入れれば「VOLTE」と、docomo系の格安SIMを入れれば「4+G」もしくは「4G」とも表示されます。またキャプチャーは出来ませんでしたが、一部エリアでは「H」(3G時)ともdocomo系の格安SIMであれば表示されます。例えば、京葉線の地下鉄部分とか。
指紋センサーかZenMotionか
ZenFone3より指紋認証センサーが搭載されました。
上記の写真で下側の部分です。センサーの感度は非常によくiPhone6やiPhone6sと比較した場合、感度も立ち上がりもZenFone3の方が良い感じです。iPhone7は持ってないので分かりませんが、iPhone6の指紋センサーで満足出来ている方なら不満は全く無いものとなっています。
ここで今までZenFoneシリーズと言えば、ZenMotionが売りだった訳ですがZenFone3にも当然ZenMotionは搭載されています。画面が消えているスタンバイ状態で画面をダブルタップすることで起動したり、Cと入力すればカメラが起動するというものがZenMotionです。
でもZenFone3から違うのはZenMotionを優先するかそれとも指紋認証を優先するか選択出来るようになり、指紋認証を優先にしているとZenMotionは動作しないようになっています。これは好みの問題ですが、セキュリティを強化して手間を省くことを考えれば指紋認証を優先した方が良いでしょう。またZenMotionを選んだ場合は確実にPINコードの入力を設定しておかないとセキュリティ的には手薄になると言えます。
ZenFone3 開封の儀
新しく購入したらどうしても書きたくなる開封の儀です。
今までのZenFoneシリーズは少しカジュアルな感じの外箱でしたが(ZenFone Zoom除く)、今回からはシックな感じの外箱になり高級感が出ています。
シールを剥がすとASUSという文字が浮き出るので開封したかどうかがこれで分かるようになっていました。
開封するとZenFone3が鎮座しており、この下に説明書やケーブル等の同梱品が入っています。
説明書以外の同梱品は上記の4点、ACアダプターとUSBケーブル、イヤホンとイヤホンカバーが入っています。これに加えて今回からSIMスロットがピンタイプに変わったことでピンも入っていました。
ニコちゃんマークのようなピンです。これについての使用方法はSIMカードの入れ方で説明します。そしてZenFone3はUSB Type-Cになりました。
今までのmicroUSBは上下があって間違って入れ込むと破損するということもありましたが、USBのType-Cは上下が無いので安心して押し込むことが出来ます。またType-Cになったことで急速充電も速く出来るようになり約1.8時間でフル充電が可能となっています。
ZenFone3の外観
ZenFone3の外観を見ていきます。
ホームボタン等はソフトウエアではなくハードウエアボタンとなっていますが後ろにLEDが無いため暗いところでは使いづらいのですが慣れてこれば問題はありません。
裏面上部にはカメラのレンズとオートフォーカス用のセンサー部分、ストロボ用のLEDライトがあり、その下に指紋認証センサーがついています。
カメラのレンズの出っ張り(凹凸)は多少はあるものの気になるものではありません。
本体サイトで液晶モニターを向けて左側にはSIMカードやmicroSDカードを入れるスロットがあります。
反対側にはボリュームボタンと電源ボタン。
電源ボタンとボリュームボタンにはスピン加工が施されており滑りにくくなっており、また見た目も非常に美しくなっています。
本体上部にはイヤホンジャック。
本体下部にはUSB Type-Cのインターフェース(充電用)がありました。
本体再度の金属部分。光を当てると綺麗に輝きます。
本体正面
本体背面。光を当てるとよく分かるのですが指紋センサー部分を中心として目ではよく分からないスピン加工が施されており、光が指紋センサーを中心に反射して青いラインが入り非常に綺麗になっていました。
なお上記のカラーはサファイアブラックです。もう1つパールホワイトというカラーも出ているので好みで購入してもらえればと思います。
左側がパールホワイトで右側がサファイアブラックです。
型番はそれぞれ下記の通りです。
- ASUS ZenFone 3(ZE520KL-BK32S3)=サファイアブラック
- ASUS ZenFone 3(ZE520KL-WH32S3)=パールホワイト
SIMカードの入れ方
ZenFoneと言えば背面カバーを外してSIMカードを入れるというのが定番でした。でも背面カバーが中々開け辛くて不評をかっていた部分はありました。個体差もありましたが大体初めて開ける時はかなり苦労したものです。
そういう意見が多かったのかZenFone3ではピンで開けるタイプに変更となりました。
本体側面にニコちゃんマークのようなASUSのロゴが入っているピンを差し込んでグっと押し込みます。
するとSIMスロットが出てくるので後は指で引っ張って取り出します。
こんな感じで取り出せます。
SIMスロットは2つあり、SIM1はmicroSIMカード、SIM2にはnanoSIMカードが入れられるようになっています。もちろん1枚のみで使うことも出来るのでサイズの合う方で入れれば問題ありません。今回は、SIM1にSIMカードアダプターを使ってnanoSIMをmicroSIMカードのサイズにしてUQモバイルのSIMカードを、SIM2にnanoSIMカードのLINEモバイルのSIMカードを入れました。
SIMカードには1箇所凹んでいる部分があるのでよく見て凹んでいる部分を間違えないように置いてください。なおSIM2にSIMカードを入れるとmicroSDカードは入れられなくなるので、microSDカードを入れる場合はSIM1にSIMカードを入れるようにしてください。入れ終わったら後は戻せばOKです。
電源を入れると最初にどりらを優先するか確認するメッセージが出るので優先したい方を選んでください。
電源を入れて初期設定をした段階の画面です。ZenFone2よりも綺麗に見えるのは目の錯覚ではないはず。液晶の質も向上しているな~と思いました。
APN設定は自動で認識、だがLINEモバイルは手動設定が必要
SIMフリースマホにSIMカードを入れたらAPN設定をしないといけませんが、大手の格安SIMなら自動で認識してくれます。UQモバイルのSIMカードは自動で認識してAPN設定は無しで大丈夫でした。
LINEモバイルはAPN設定が最初から入っていないので行わないといけません。設定方法は簡単です。
画面上部を触りながらスライドさせると上記の図の左側の図が出て来るので赤い四角のところをタップします。すると右の図になるので「もっと見る」をタップします。
上記の左側側の図の一番上の「モバイルネットワーク」をタップします。すると右側の図になるので「アクセスポイント名」をタップします。
上記の左側の図のプラスマークの部分をタップします。右の図になるので必要項目を入力します。入力が完了したら右上の・が3つ連なっているところをタップすると「保存」と出るので保存をタップすればAPNの設定は完了するので前の画面に戻って設定したAPN設定の◯の部分をタップすればAPN設定は完了です。
ZenFone3のカメラ性能は?
今はスマホで写真を撮ることがメインになっている方も多いのでは無いでしょうか?
ではZenFone3のカメラ性能はどうか実際の画像を見て判断してください。
白い布の上に卵を置いて撮影。卵の殻の質感が分かるくらい高精細に撮影出来ています。
ダンボーを撮影。
ただデフォルトだとやや暗く映るように感じます。なおデフォルト(初期設定)でHDR AUTOになっています。
ZenFone2との比較
Zenfone2と比較してみました。
渋谷ヒカリエの9階にて実施。2台を並べて遠方を撮影してみました。同時に撮影しています。
ZenFone2は正直なところ逆光に弱いと感じていたのですが、ZenFone3はZenFone2に比べて逆光にも強くなっています。またよりワイド(広角)に撮影出来るようにもなっています。実際の原寸大の写真が見たい方は下記のリンクで見てください。
ZenFone2は約1300万画素、ZenFone3は約1600万画素となっており、更にZenFone3のカメラセンサーはSONY製ということでより綺麗に撮影が出来るようになっています。
手ぶれ補正機能が秀逸
ZenFone3のカメラの売りの1つに手ブレ補正機能があります。
写真の撮影中、4軸光学式手ぶれ補正(OIS)が手ぶれを検出して、写真のブレをなくします。動画撮影では、3軸電子式手ぶれ補正(EIS)により、ブレのない動画を撮影できます。
実際にCOMPTEX2016で撮影した動画があるので見てください。
iPhone6との比較ですがZenFone3が如何に手ブレ補正が凄いかよく分かると思います。マニュアル撮影や美人エフェクト等の機能もついており撮影にもいろいろとこだわって行うことが出来るようになっていました。
そしてカメラの売りの1つが、超解像度。擬似的に6400万画素相当の画像も撮影出来るようになっています。
第2世代 レーザーオートフォーカス
実際にカメラを使って一番驚いたのはオートフォーカスの速さ。第2世代となるレーザーオートフォーカスと像面位相差オートフォーカス、コンティニュアスオートフォーカスを加えて、約0.03秒のオートフォーカスが可能に。これ手軽に撮影したい時には非常に便利です。
ZenFone3のベンチマーク結果・Antutu Benchmark
ZenFone3の性能・ベンチマーク結果が気になる方も多いと思います。計測してみました。Antutu Benchmarkでの計測結果です。
ZenFone3をAntutu Benchmarkで2回計測しましたが2回とも約62500、参考までにZenFone2は64500ほどですからスペック的にはZenFone2よりも若干劣っていることになります。と言っても2000くらいの差ですから気にすることもありません。その分、カメラ性能やバッテリーの持ち時間、DSDS、指紋認証等の新しい機能が加わりトータルでは性能がアップしていると言えます。
ZenFone3 ポケモンGOの対応は?
ZenFone3はジャイロセンサーを搭載しておりポケモンGOには完全に対応しています。
しかし初めてZenFone3でポケモンGOを立ち上げた時にトラブルがありました。現在地情報を取得出来なかったのです。何度か再起動を行ってもGPSが現在地情報を拾ってくれなくてゲームが出来ない状態に。
ふとGoogle MAPはどうかな?と思いGoogle MAPを立ち上げたところ現在地情報は問題なく取得出来たのでGPSが故障している訳でもありませんでした。そしてもう1度、ポケモンGOを立ち上げたところ、現在地情報を取得出来るように。
もしポケモンGOで現在地情報が取得出来なかった場合は、一度Google MAPを起動させて現在地情報を取得してみてください。
iPhone6 Plusとの比較
コメントでもいただいていますが、iPhone6及びiPhone6 Plusの発売から2年ということで格安SIMでSIMフリースマホに乗り換えようかな?という方もいらっしゃると思います。でも実際にどれぐらいの動作になるのか不安という方もいるでしょう。
そこで実際にiPhone6 PlusとZenFone 3でポケモンGOを起動してどれぐらいの差があるか動画を撮影してみたのでご覧ください。
見てもらえればわかりますが、起動に関してはZenFone3の勝利。それ以外は差が分からない状態となっています。動作が不安でZenFone3に出来ないということであれば不安視する必要性は無いと思います。
なおiPhone6sと比べてどうか?と言えばそれほど差はありませんでした。妻がiPhone6sなのでそれとも比較しましたが大きな差は感じられませんでした。iPhone7になると起動はもう少し速いのかもしれませんが。
GPSの精度
ZenFone2やZenFone2 LaserのGPSはお世辞にも良いとは言い切れないものでした。ZenFone3のGPS精度はどうか?と言えばかなり良いです。
上記は自宅でGoogle Mapを開いた時です。自宅でもなるべく部屋の奥でWi-Fiを切って測定しました。それにも関わらずZenFone3はほとんど正確な位置を示しました。ZenFone2はほぼ家の外しか表示することしか出来ませんでした。
実際、ポケモンGOを妻としている時、妻はiPhone6sを使っていますがほぼ正確な位置を示すのに対して、ZenFone2はかなりズレた位置を示すことが多かったのですが、ZenFone3にしてからはほぼ同じ位置を示しており、GPSの精度の差は全く無い状態となっています。
ZenFone2からどのように変化したか?
ZenFone2が発売されたのが2015年5月、それから1年と5ヶ月、ZenFoneはどのように変化したのでしょうか?
上記の写真はZenFone3(左側)とZenFone2(右側)を撮影したものです。サイズ的には0.3インチZenFone3が小さくなったので見た目の大きさも小さくなっています。
ZenFoneシリーズと言えば背面が湾曲しており手にフィットする作りとなっていました。ZenFone3は背面はフラットとなっており今までのZenFoneとは全く違う外観となっています。
背面の湾曲が特徴であったZenFoneシリーズが今回、特徴を捨ててフラットにしたのは薄さにこだわったのだろうと個人的には思っています。ただし個性は減ったかな?と思う部分もあります。
性能的にはZenFone2とZenFone3では大きく変化しないものの、形状だけではなくカメラ性能や指紋認証機能が加わったことにより全く違うイメージのスマホになったのではないでしょうか?より安全により美しく、より快適に使えるようになったと思います。
ZenFone3はZenFone2の後継機種では無い
あくまでも個人的見解ですが、ZenFone3はZenfone2の後継機種では無いと思います。一番の理由は後継機種であればスペックは向上しているはず。でもAntutu Benchmarkを見てもらったとおり、性能的には若干ですが劣っています。ではZenFone2の後継機種は何か?と言えばZenFone3 Deluxeだと思います。
圧倒的な性能を持つZenFone3 Deluxeも購入予定なので購入後にまたレビューを書きたいと思います。
ZenFone4へ期待
個人的にASUSが好きであり、ZenFoneシリーズのファンであり今まで日本で発売されたZenFoneシリーズは全部持っています(カラバリやROMの容量を除けば)。でもまだ進化出来ると思うんですね。
そこでZenFone4(という名称になるかは不明ですが)には下記の機能を追加して欲しいと思います。
- 防水
- 二眼カメラ
- お財布ケータイ
- VR機能の充実
日本市場向けになってしまいますが、是非ともこれらは実現して欲しい機能であると思っています。
なお、台湾では既にZenFone4という名称で2014年に発売されているため、ZenFone3の後継機種としてZenFone4という名称が使われるかどうかは微妙な感じがします。またZenFone4の次にしてもZenFone5になるかと言えばならないでしょう。ZenFone5は日本でもSIMフリースマホの火付け役となったSIMフリースマホですから。
この先、ASUSさんがどんな名称でスマホを出していくのかも気になります。
海外版ZenFone3と国内版ZenFone3の違い
ZenFone3の国内版が発表された後、高すぎる!ということがよく言われました。海外版(主に台湾・香港版)が海外スマホ販売サイトで購入すれば3万円くらい。それに対して日本版は4万円くらいですから1万円ほど高くなっています。
当初はキャリアアグリゲーションやau VoLTEに対応等でやむを得ないと思われていましたが、海外版もアップデートでキャリアアグリゲーションやau VoLTEに対応する結果になって海外版でも良いんじゃないか?という声も上がっています。
具体的に海外版と国内版の違いはと言えば
- ATOKのある無し
- 技適のある無し
- 保証・サポートのある無し
ということになります。細かいところを見ると海外版では一部アプリで完全には日本語対応していないことがあるようですがそれほど大きな問題では無いと言えます。
ATOKのある無し
ATOKとは「日本語かな漢字変換ソフト」で簡単に言えば日本語入力のため日本語入力システムのことです。日本で開発されているためより日本人の感性にあった日本語入力が出来ると言われています。ただし後で購入することも出来ます(1600円弱くらいです)し、他の日本語入力システムでも問題はほとんど無いと言えます。
ATOKが好きな方には良いと思います。
技適のある無し
電波法というものがあります。電波はいろいろなものに使われていて当然スマホでの通信にも使われています。そういった電波を個人や企業が勝手に使用したりすると緊急時に使う通信に影響を与えたり、普段の生活にも影響を与えてしまうためどの電波帯を使って良いとか使ってはいけないときめ細く法律で定められています。スマホの場合は使用する電波帯の許可が取られているかどうかが重要になっています。
日本国内での使用に関しては日本の各携帯電話会社の電波を使っても良いという許可(技適マーク)のあるスマホでなければSIMカードを指して通信をしてはいけないことになっています(厳密にはもう少し面倒ですが簡単に説明しています)。
海外版のスマホの場合、日本の電波法に適している認証マークである「技適マーク」が無いため、日本国内をメインにして海外製スマホにSIMカードを入れて使うと電波法の違反となる可能性が高くなっています。
つまり海外版のZenFone3を使うということは法律違反になる可能性があるということです。国内版のZenFoneは技適マークを取得しているため普通に使う分には法律違反にはなりません。
海外版のZenFonn3と国内版でのZenFone3ではこういった違いがあります。
安心して使いたいのであれば国内版のZenFone3を購入されることをおすすめします。
上記が国内版ZenFone3に入っている技適マークです。
保証・サポートのある無し
国内版のZenFone3であれば、ASUSの日本法人であるASUS Japanのサポート・保証を受けられます。しかし海外版のZenFone3だとASUS Japanのサポート・保証は受けられません。海外スマホの販売サイトの規約に則る形になるので、非常に面倒くさいことがあったり場合によっては修理を受け付けてもらえない、受け付けてもらえても手数料が発生する場合があります。
安心して使うためにはやはり国内版のZenFone3を購入するのが一番良いと言えます。
コメント
はじめまして、ZenFone3の購入を検討していて、こちらの記事にたどり着きました。
教えて頂きたいのですが、ポケモンGOの操作感は、
iPhone6sと比べてどうでしょうか?快適でしょうか、遅いでしょうか。
例えば、私はiPhone5とiPhone6Plusを持っていますが、
iPhone5でポケモンGOをプレイしているときは、全体的にもっさりした感じの動作です。
iPhone6Plusでは、サクサク快適に動作します。
あまりにも動作が遅いようでは困るので、ポケモンGOでの比較で
教えて頂けると嬉しいです。
すみませんが、よろしくお願います。
honey3xxxさん
コメントありがとうございます。
実際に言葉で説明しても今ひとつ伝わらないと思いましたので動画で撮影したものを記事内に追加しましたので、是非ご覧ください。
ずばりiPhone6 Plusと比べたものです。妻とのiPhone6sとも別に比べてみましたが差は無いという印象になります。
参考にしていただければ幸いです。
動画ありがとうございます!
iPhone6 Plus とあまり動作速度が変わらない感じですね。
かなり購入したい気持ちが高まって来ました(^_^)/