ASUSの新商品発表会である「Zenvolution」と世界有数の家電見本市である「COMUPTEX TAIPEI2016」でZenFoneシリーズの最新モデル「ZenFone3」シリーズが発表されました。
2016年5月29日からASUS JAPANさんよりご招待していただいて、ASUSの新商品発表会である「Zenvolution」と「COMUPTEX TAIPEI2016」、そしてASUS本社へと行って来たので写真も多く撮影してきたので写真多めでご紹介していきます。
なお2016年10月7日に日本でも正式に発売されています。日本正式版のZenFone3についてはこちらの記事をご覧ください。
>>「ASUS ZenFone3(ZE520KL)」レビュー!SIMカードの入れ方からAPN設定・カメラ性能まで解説!
また日本で発売されているZenFone3シリーズの比較は下記記事をご覧ください。
フラッグシップモデル「ZenFone 3 Deluxe」の外観
今回発表されたZenFone 3シリーズの中で最も高スペックなのがZenFone3 Deluxeです。
高級感のあるフォルムで今までのZenFoneとは全く異なります。
ライトのあたり方で色合いが今ひとつ安定していませんがカラーは3色出るようです。ASUSより画像の提供を受けているZenFone3 Deluxeのカラーバリエーションは下記のものです。
カメラ部分はやや出ているものの持った感じとしてはそれほど気になるところもありませんでした。カメラの下にあるのは今までのZenFoneからだとボリュームボタンかと思ってしまいますが、指紋認証のためのものです。カメラ周りに2つの窓があるのがわかると思いますが、ZenFoneと言えばレーザーオートフォーカス。第2世代となるレーザーオートフォーカスが搭載されています。
またカメラ周りのスピン加工は今までのZenFoneから引き継がれています。
側面から見たところです。左側からボリュームボタン、その横が電源ボタンとなっています。今までのZenFoneシリーズの多くが上部に電源ボタンがあったため不便に感じていた方もいるかと思いますが、サイドでボリューム及び電源を管理出来るようになり利便性が増しました。
逆サイドにはSIMスロットがあります。SIMスロットは1箇所のみですが、中にはmicroSIMカードとnanoSIMカードの2枚が入れられるようになっています。噂によると4Gと3Gの同時待ち受けも可能になったとか。ただしグローバルモデルでのことで日本仕様でどうなるかは現状まだわかりません。
なお、nanoSIMカードとmicroSDカードは排他利用になっているため、nanoSIMカードを入れるかmicroSDカードを入れるか選択しないといけません。
上部にはイヤホンジャックの端子のみとなっています。これはスマホを鞄やポケットに入れて音楽を聞く場合、やはり上にあるのが便利なんですよね。
また写真で背面が全体的に丸みを帯びているのがわかると思います。今までのZenFoneシリーズ同様、背面が丸みを帯びていることで手にフィットして持ちやすくなっています。
本体下部です。今回よりUSB typeCになっています。
USB typeCには裏表が無いので安心して挿せます。
今回ZenFone3 Deluxeを触って思ったのがボタン部分がそれなりにしっかり触らないと反応しないようになっているということ。これはポケットに入れた際に何かに触れた拍子にボタンを押した状態になってモニターがオンになってしまったりアプリが起動しないように工夫されていると感じました。
またボタン周りのスピン加工も高級感を醸し出しています。
写真の左側はZenFone2で右側がZenFone3 Deluxeです。画面サイズはZenFone2が5.5インチ、ZenFone3が5.7インチとなっていますが、ベゼル幅が細くなっているため大きさ的には5.5インチのZenFone2と変わらず、更にZenFone3(Deluxeでは無いモデル)とも大きさはほとんど変わっていません。
アンテナラインが無い
ZenFone3 Deluxeはメタルボディとなっていますが、iPhoneシリーズと異なりアンテナラインがありません。
上はiPhone6sですが上下にラインが入っているのがわかりますよね。これはアンテナとなっています。しかしZenFone3にはこのアンテナラインがありません!
アンテナラインをなくして美しい一体型のフォルムが出来ている訳です。
ZenFone3の外観
今回発表されたZenFone3シリーズの中ではエントリーモデルとなるZenFone3の外観です。エントリーモデルと言ってもスペック的には2015年のフラッグシップモデルと変わりありません。
いろいろな方が次から次へと触るので指紋が気になりますが。
ZenFone3 Deluxeと比較するとややカジュアルな感じがしますが、それでもZenFone2と比べると高級感がましています。カメラの下はZenFon3 Deluxe同様指紋認証のものです。
サイドから見たところ。本体カラーブラックで失敗していますが、よく見てもらうと中央よりやや左側に穴が空いているのがわかりますよね。ここはSIMスロットとなります。
ZenFone3 Deluxeと同じでmicroSIMカードとnanoSIMカードの2枚が入れられるようになっています。なお、nanoSIMカードとmicroSDカードは排他利用になっているため、nanoSIMカードを入れるかmicroSDカードを入れるか選択しないといけません。
反対側のサイド、電源ボタンとボリュームボタンがあります。
本体上部。イヤホンジャックの端子があります。
本体下部。USBは同じくTypeCです。
カラーバリエーションは4色のようです。
Moonlight White、Shimmer Gold、Sapphire Blackと後はブルーがあるようです。
ZenFone3は5.5インチですが5.7インチであるZenFone3 Deluxeとほぼ同じ大きさになっています。
ファブレットというよりはタブレット、ZenFone3 Ultraの外観
6.8インチの画面サイズとなるZenFone 3 Ultraの外観です。ファブレットというよりは6.8インチとなると既にタブレットですね。
さすがにこのサイズになるとポケットには入らないので手軽に持ち運ぶということは出来ないサイズなので、鞄に入れることが前提になると思います。
最大の外観の特徴はホームボタンでしょう。物理的に押すボタンとなっています。そしてこのボタンで指紋認証も可能になっています。
そして背面にスピン加工されたボリュームボタンがあります。
サイドは右側からSIMカードスロットが2つ(1つはmicroSDカードも入る)、そして電源ボタンとなっています。
SIMスロットと取り出したところです。こちらもnanoSIMカードとmicroSDカードの排他利用となっています。
SIMスロットを取り出したところです。
逆サイドには何もありません。
上部は同じくイヤホンジャックのみ
下部のUSBはもちろんTypeCです。
ZenFone2と大きさを比べてみました。
やっぱり1.3インチ違うと全く違いますね。液晶もZenFone2より綺麗でした。
カラーバリエーションは3色で、女性向けのカラーとも言えるピンクっぽい色も出るようです。
カメラ性能がアップしたZenFone3シリーズ
今回、特に力を入れて改善したな~と思った点がカメラです。
- ZenFone3 Ultra:背面2300万画素/前面800万画素
- ZenFone3 Deluxe:背面2300万画素/前面800万画素
- Zenfone3:背面1600万画素/前面800万画素
画素数こそは今ではそれほど凄いといえるものではありませんが、SONY製のCMOSセンサーを採用したことでより綺麗に撮影出来ることになります。また第2世代のレーザーオートフォーカスで0.03秒でフォーカスが合うとのこと。
そして今回、凄いと思ったのが、「静止画:4軸光学式手ブレ補正」「動画:3軸電子式手ブレ補正」の手ブレ補正機能です。
COMPUTEXのASUS会場ではiPhoneと比較してどれだけ手ブレ補正機能が優れているかデモがされていました。
動画を撮ったので見てもらうとどれだけ手ブレ補正されているかよくわかりますよ。
今回の手ブレ補正機能にレーザーオートフォーカス、そしてSONY製センサー、カメラ性能はかなりアップしたものと思います。
ブログで使う写真ならこれで十分でしょう。
ZenFone 3シリーズ スペック比較
では肝心のスペックです。
名称 | ZenFone3 | ZenFone3 Deluxe | ZenFone3 Ultra |
---|---|---|---|
OS | Android 6.0 | Android 6.0 | Android 6.0 |
ディスプレイ | 5.5インチ | 5.7インチ | 6.8インチ |
ディスプレイ 解像度 |
1920×1080 FHD | 1920×1080 FHD | 1920×1080 FHD |
液晶種類 | IPS | 有機EL | IPS |
CPU | Snapdraton 625 2.0GHz 8コア |
Snapdraton 820 2.15GHz 8コア |
Snapdraton 625 1.8GHz 8コア |
メモリ(RAM) | 3GB / 4GB | 6GB | 3GB / 4GB |
内蔵ストレージ (ROM) |
32GB / 64GB | 64GB / 128GB / 256GB | 32GB/64GB/128GB |
背面カメラ | 1600万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 |
前面カメラ | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
バッテリー | 3000mAh | 3000mAh BoostMaster Fast Charging (Quick Charge 3.0) |
4100mAh BoostMaster Fast Charging (Quick Charge 3.0) |
サイズ | 152.6×77.4×7.7mm | 15.4×77.4×7.5mm | 186.4×93.9×6.8mm |
重さ | 155グラム | 170グラム | 233グラム |
ポート | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
背面素材 | ガラス | メタル(アルミ) | メタル(アルミ) |
ZneFone3 DeluxeではCPUにSnapdragon820、メモリ6GBとなっておりASUSのフラッグシップモデルとしては十分すぎる性能を持っています。
ZenFone2が発売された時は4GBものメモリって何に使うのか?とも言われていましたが、実際にメモリが多いと快適です。
ZenFone3シリーズの販売価格と発売時期
肝心の価格と発売時期はいつになるのでしょうか?
販売価格
Zenvolutionでは下記のように発表されました。
- ZenFone3 Deluxe:499ドル(約54000円)
- ZenFone3:249ドル~(約27000円)
- ZenFone3 Ultra:479ドル~(約52000円)
このスペックでこの価格通り日本で発売されれば滅茶苦茶売れると思うのですが、いろいろなコストがかかりあくまでも予想ですが下記の金額になるのではないかと思います。
- ZenFone3 Deluxe:64800円
- ZenFone3:34800円
- ZenFone3 Ultra:59800円
あくまでも予想ですが、売る!ということで、
- ZenFone3 Deluxe:59800円
- ZenFone3:29800円
- ZenFone3 Ultra:54800円
なんて価格にしてくるかもしれません。ただし為替の変動等もあるので実際に発売されるまではわかりません。なお、メモリやストレージの容量により同じZenFone3でも価格は変わってきます。
そもそも全シリーズが日本で発売されるかどうかもわかりませんし、どこかのMVNO専用モデルとしてストレージが少ないモデルが出てくるかもしれません。例えばZenFone3は最小の内蔵ストレージが32GBですが16GBモデルとか出してくるかもしれませんからね。ZenFone2 Laserの時にはありました(楽天モバイルの専売モデルとして)。
またZenFone Selfieのように専用カラーモデルが出てくる可能性もあるでしょう。
発売時期
発売時期ですが、恐らく早ければ8月かな~と思います。ただしモデルによって1週間から1ヶ月のズレは出てくると思います。
と書いて既に9月。しかし噂では9月に日本で発表され予約が開始されるのではないか?と言われています。
恐らく日本でもイベントが行われるので7月から8月に何かしらASUSがイベントの告知をしたら、ZenFone3来たな・・・と思って良いでしょう。
ZenFone3シリーズ、どれを買う?
ZenFone2からの買い替えであればZenFone3 Deluxeになると思いますが、そうでは無い場合は少し悩みますよね。
ZenFone3 Ultraは、他の2機種に比べると全くコンセプトが違うので悩むことは無いと思いますが、ZenFone3とZenFone3 Deluxeなら悩むこともあると思います。
性能にそれほどこだわらないという方であればZenFone3で問題無いでしょう。ただし少しでも快適に使いたいということであればZenFone3 Deluxeではないでしょうか。
メモリが倍違ってくるので、いろいろ気にせず使いたいということであればZenFone3 Deluxeの方が良いでしょう。
ZenFone3 Ultraは、とにかく大きな画面が良い!という方でポケットではなく鞄に入れて持ち運ぶという方に良いものだと思います。鞄に入れて持ち運ぶと電話やメールが来た時に気付かないのでは?と思うのであれば、ZenWatchと連携させれば良いだけです。
参考

あとは好きなカラーがあればそのカラーを購入すれば良いのではないでしょうか?
Zenvolutionでの発表風景
ASUSの新作発表会「Zenvolution」で紹介されたZenFone3シリーズについて紹介します。
ASUS会長であるジョニー・シー氏、通常であれば会長がそのままプレゼンをするのかと思いましたが今回はバトンタッチ
ASUSのZenFoneシリーズのDesignerであるJen Chuang氏からのプレゼンとなりました。ただしZenFone3 Ultra及び全体的な発表はジョニー・シー会長からです。
このあとバトンタッチでJen Chuang氏に
最大で9200万画素相当の画素数になるとか。
6GBにすることでのパフォーマンスの向上
この「Expression Series」が凄く気になるんですよね。
Inspired by water、the layering depth of amazing pattern is authentic & stylish
このカラーが出るのならそっちを買いたいな・・・と。
以上、ZenFone3シリーズについてでした。
日本で正式に発売されたらZenFone3 Deluxeは購入する予定なのでもっと詳しくレポートしたいと思います。
気になる専用カバー View Flip Coverは全モデルで発売予定
ZenFoneマニアな方なら専用カバーも同時に購入しているかと思います。ZenFone3でも専用カバーが出るのかどうか?と思われるかもしれませんよね。
ZenFone3 全シリーズにおいて専用カバーは発売されます!ただ日本で発売されるかは現時点では不明ですが販売しない意味が無いと思いますので販売されるでしょう。
Zenfone3 UltraはAura Flip Coverという名称で販売されるようです。ただし今までのZenFoneシリーズには丸窓が特徴でしたがZenFone3 Ultra用の専用カバーにはCOMPUTEXで見た限りでは無いようです。
ZenFone3 Deluxe及びZenFone3では丸窓のある専用カバーとなる模様。
こちらは今まで通りの名称であるView Flip Coverとなっていましたがその名称で発売されるかは不明です。
コメント
なお、nanoSIMカードとmicroSDカードは排他利用になっているため、nanoSIMカードを入れるかmicroSDカードを入れるか選択しないといけません。
これってどういう意味でしょうか?
禅さん
コメントありがとうございます。
排他利用とは、1つを使うともう1つが使えないという意味合いです。
この場合
nanoSIMカードを入れるとmicroSDカードを入れられなくなる
microSIMカードを入れるとnanoSIMカードが入れられなくなる
ということを意味します。
おわかりいただけたでしょうか?