【ASUS ZenFone 4 Pro レビュー】光学2倍ズーム搭載・ハイスペックなSIMフリースマホ

この記事のポイント 2017年10月27日に発売されたASUS ZenFone4 Proを自腹購入。ASUSのSIMフリースマホの中で現在(2018年2月8日現在)フラッグシップモデルとなっているZenFone4 Proの特徴、光学2倍ズームを搭載したカメラ、使い勝手、お得なMVNOを含めて解説しています。

ZenFone4 Pro

ZenFone4 Proの発売日と特徴

ZenFone4 Proの日本発売日は2017年10月27日でした。

ZenFone4シリーズのフラッグシップモデル(フラッグシップモデルとは製品シリーズの中で最も上位・高品位に位置するモデル)として発売されたSIMフリースマートフォンです。

SIMフリースマホの中ではトップクラスの性能とデュアルレンズによる光学2倍ズームが搭載されたモデルです。

その分価格も一般的なSIMフリースマホに比べて高くなっており、96984円(税別89800円)と10万円近い価格で発売されました。

今は安いところであれば9万円を切って購入出来ます。

ZenFone4 Proの外観の特徴

ZenFone4 ProはASUSのSIMフリースマホのフラッグシップモデルだけあって箱も豪華な仕様。

正方形に近い黒色の箱でスマホ2面分以上の大きさがあります。

同梱物は、充電用のACアダプターにUSBケーブル(Type-C)、イヤホン(ZenEar Pro・ハイレゾ対応)、イヤホンの交換用イヤーピース、SIMピンとなっています。

購入したのは、ピュアブラックです。他にムーンライトホワイトがありカラーバリエーションは白黒となっています。

ASUS ZenFone 4 Pro ASUS ZenFone 4 Pro

それぞれ正面から見た前面と背面

カメラの部分に2つのレンズ(デュアルレンズ)があるのがわかります。

ASUS ZenFone 4 Pro

本体上部。スピーカー用の穴が空いています。

カメラのレンズ部分は若干飛び出していますが、ほとんど気にならない程度のはみ出しなのでポケットに入れる時もひっかかるようなことはありませんでした。

ASUS ZenFone 4 Pro

本体下部。イヤホン用の端子とUSB Type-C端子、スピーカーがあります。

ASUS ZenFone 4 Pro

USB Type-CなのでUSBケーブル(充電ケーブル)を挿す場合は上下を気にしなくて良いのもメリットの1つと言えます。

本体サイド、左側が上部になります。ボリュームボタンと電源ボタンがあります。

ZenFone4の記事でも書きましたが、今までのZenFoneと言えばスピン加工といってボタンのところを円形に彫り込んでいる加工がされていました。

ZenFone3

上記はZenFone3です。

このスピン加工はZenFoneシリーズの特徴でしたが、ZenFone4及びZenFone4 Proでは消えてしまい、ASUSファンとしては少し悲しくもあります。

なおエントリーモデルのZenFone4 MaxとZenFone4 Selfie Proではスピン加工が施されています。

ASUS ZenFone 4 Pro

本体サイド、右側が上部です。右側に小さい穴があるのが分かりますが、ここはSIMを入れるSIMカードスロットとなっています。

指紋認証センサーは前面のホームボタン

ASUS ZenFone 4 Pro

ZenFone3まで指紋認証センサーはZenFone3 Ultra以外は背面についていましたが、ZenFone4シリーズからは前面になっており、ZenFone4 Proも前面に指紋認証センサーがついています。

指紋認証の感度はiPhone7と比較しましたがほぼ同じでした。

戻るボタンは普段は分かりませんが触ると光り、暗いところでも分かりやすくなっています。

ZenFone4 Proのスペック・ベンチマーク結果

ZenFone4 Proのスペックとベンチマーク結果(AntutuBenchmark)です。

項目 ASUS ZenFone 4 Pro
型番 ZS551KL(Z017DA)
OS Android 7.1.1
ディスプレイ 5.5インチ(1920×1080)AMOLEDディスプレイ
CPU Qualcomm Snapdragon 835
2.45GHz 8コア(オクタコア)
RAM 6GB
内蔵ストレージ 128GB
microSD 最大2TB
背面カメラ 1200万画素(標準)+1600万画素(望遠)デュアルレンズ
前面カメラ 800万画素
バッテリー 3600mAh
SIMカードスロット nanoSIM☓2(1つはmicroSDカードと排他的利用)
サイズ 156.9☓75.6☓7.6mm
重量 約175グラム
Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth v5.0

公式サイト:ASUS ZenFone4 Pro

ディスプレイ(液晶)は有機ELに

ZenFone4 Selfie Proと同様、液晶は有機EL(Active Matrics Organic Light Emitting Diode)になっています。

個人的には有機ELはあまり好きでは無いのですが、目に優しく感じるのですが外で使う機会が多い場合、太陽の下では通常の液晶よりも見づらく感じると思います。

背面デュアルレンズ

背面のレンズは2つで1つは1200万画素の標準レンズでもう1つが1600万画素の望遠レンズになっており、2つのレンズを使うことの差異で光学2倍ズームを実現しています。

DSDSにも当然対応

2枚のSIMカードを入れて、両方とも着信が出来るようスタンバイ状態に出来るDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しています。

メインのSIMカードはUQモバイル等のau系VoLTE対応のSIMカードを入れ、サブのSIMカードはdocomo系MVNOのSIMカードを入れておけば、より広い通話エリア・通信エリアで受信出来るようになります。

また2枚のSIMカードを入れることでプライベート用とビジネス用の2つのスマホを持つ必要性も無くなります。

なお現在のDSDSは4G (メイン回線)と3G(サブ回線)となっているので、2枚目にau系の格安SIMを置いても着信は出来ません。au系の格安SIMは1枚目でしか使えませんので注意してくださいね。

au VoLTEにも対応

ZenFone3時代のフラッグシップモデルであったZenFone3 Deluxe(5.7インチモデル)はauVoLTEに非対応だったため(なぜかCDMA2000には対応していた)、auVoLTE対応のSIMを使うことが出来ませんでした。

ZenFone4シリーズのフラッグシップモデルであるZenFone4 ProはauVoLTEにも対応しており、UQモバイルやmineoのAタイプのSIMカードも安心して使うことが出来ます。

日本のMVNOにはすべて対応

docomo系のMVNO・au系のMVNO(ただし非VoLTEは非対応)・SoftBank系MVNO、Y!mobile、すべてに対応しています。

なので安心して購入することが出来るスマホです。

Wi-FIは5GHz帯にも対応

Wi-Fiが5GHz帯にも対応しています。

自宅のルーターやWiMAXの5GHz帯に対応している場合は5GHz帯でつなぎ、安定した通信を行うことが出来るのは、何気に嬉しい仕様です。

ツインアプリ機能でSNSへ異なるアカウントで同時ログイン

ZenFone4から本格的になったツインアプリ機能

SNSで2つのアカウントを持っている場合、同時にログインすることが可能となっています。

Twitterに試しに2つのアカウントからログイン

画面サイズが小さいので少し不便ですが、公式以外のアプリを使う必要性もなく同時に使えるのはSNSで2つアカウントがある人には非常に便利です。

ポケモンGOにも対応、ジャイロセンサーあり

加速度センサーとジャイロセンサーも搭載しているので、ポケモンGOのARモードでのプレイも楽しめます。

最近は、イベントの時しか立ち上げなくなったポケモンGOですが、ジャイロセンサー等に対応していることで他のゲームでも楽しめるが良いですよね。

Benchmark結果(Antutu Benchmark)

スマホの性能を図るアプリ、AntutuBenchmarkの結果です。

Antutu Benchmarkのver6.2.7の場合、約170000となっており、十分過ぎるスペックとなっています。

これだけの数値が出ていればスマホで出来ることのほとんどのことが可能です。というかこれ以上のスペックが必要なスマホって現時点で何かありますかね?と聞きたくなるレベルです。

この後、AntutuBenchmarkがアップデートしてver7.0.4になりましたが、ver7だと20万オーバーとなっています。

ベンチマーク結果が全てではありませんが、かなり高いことが分かります。

ZenFone4 Proのカメラ性能と光学2倍ズームについて

ZenFone4 Proは今までのZenFoneよりもカメラ性能がかなり上がっています。

背面にはデュアルレンズカメラを搭載し、メインカメラには画素ピッチ1.4μmに、1/2.55インチのSony IMX362センサーを搭載。撮影が難しい夜景や薄暗い場所でも、一眼レフ並みの明るさでプロ顔負けの写真が撮影できます。セカンドカメラのズームカメラで撮影すれば、光学2倍を含む最大10倍ズームで、距離に構わず撮りたい瞬間を逃しません。

とASUSの公式サイトで書いてありますが、よく意味が分かりませんよね。

まずデジカメの画質はかなり乱暴な言い方ですが「レンズの明るさ」「画素ピッチ」「画素数」「センサーサイズ(撮影素子)の大きさ」で決まります。

デジカメになっても写真は光をどれだけ取り入れることが出来るのか?ということが大切なんですが、その光を取り入れる1つの目安として画素ピッチというものが使われます。

画素ピッチが大きければ大きいほど光を取り入れることが出来るので綺麗な写真が撮れることになります。いくら画素数が高くても画素ピッチが低いと綺麗な写真にはなりません。

一眼レフのデジカメだと画素ピッチは4μmを越えてきます。スマホだと1μmを越えればかなり高画質だと言えます。

ZenFone4 Proは画素ピッチ1.4μmということでスマホの中でもトップクラスの画素ピッチとなっています。

またセンサーサイズが1/2.55インチとなっていますが、これはエントリークラスのデジカメと同じくらいの大きさです。スマホにしてはかなり大きなセンサーサイズとなっています。

画素数はそれでいて1200万画素に抑えており結果として高画質な写真が撮れるようになっています。

光学2倍ズームは簡単切替

カメラを起動させると右側に青枠で囲ったところが上から「1.0X」「2.0X」「5.0X」となっていますが、「1.0X」をタップすると「2.0X」となり光学ズームへ。

「2.0X」をタップすると光学ズームとデジタルズームの併用で5倍ズームになります(5倍ズームにすると画質は劣化します)。

この1.0Xと書かれているところをタップするだけで簡単に2倍ズーム、5倍ズームに切り替えられます。なお「5.0X」をタップすると「1.0X」つまり等倍に戻ります。

でも2倍ズームってどれぐらい大きくなるの?と思いますよね。たかが2倍だし・・・と。

実際に2倍にして撮影したものを見てください。

左が1倍(等倍)で右が2倍ズームで撮影したものです。かなり大きくなっているのが分かると思います。これでいて画質の劣化がありません。

上の段がZenFone4で撮影、下の段がZenFone4 Proでそれぞれ2倍ズームにして撮影したものです。

この写真だけでもZenFone4Proの方がくっきり写っているのが分かると思いますが一部分だけを実際のサイズで比較すると下記の通りです。

上がZenFone4、下がZenFone4 Proです。

下の段の方がくっきり写っていて上の方が少しにじんだように写っているのが分かりますよね。

暗いところでも綺麗に写る

また暗いところでも以前のZenFoneに比べ綺麗に撮影出来るようになっています。

上記の写真はさっぽろ雪まつりの大雪像にプロジェクションマッピングで映像を映し出しているところです。白と黒のコントラストが激しい写真で綺麗に写っているのが分かると思います。

>>原寸大の写真はこちらをクリック(約1.5MB)

動画も綺麗に撮影出来る

動画もかなり綺麗に撮影出来るようになっています。実際に撮影した動画を見てください。

これは札幌市で開催されたさっぽろ雪まつりの「ファイナルファンタジーXIV」の雪像にプロジェクションマッピングを投影している動画です。

もっと性能の良いデジカメ「Canon PowerShot G7X Mark2」で撮影したのが下記のものです。

手持ちと設置、角度の違いはありますが、結構綺麗に動画も撮影出来ているのが分かると思います。

多彩な撮影モード

ZenFone4 Proのカメラには多彩なモードがあります。

カメラ画面の左側を右にスワイプするといろいろなカメラモードに変更出来ます。

カメラ画面の右側を左にスワイプするといろいろなカラーモードに変更出来ます。

ProモードではRAW撮影も可能

Proモードという露出やシャッタースピード、ISOの設定をマニュアルで出来るモードにして、左上のネジマークである「設定」をタップすると設定画面が出ます。

上記図の中央、カメラの「カメラ解像度」をタップするとカメラ解像度を選択出来るのですが、一番下に「RAW+JPG」をタップすればRAWフォーマットでの撮影も可能です。

Photoshop等のRAWファイルの編集にも対応したソフトでグリグリと編集することも可能になる訳です。

なおRAWのフォーマットはDNGファイルとなっているので厳密にはRAWファイルとは言いにくい部分もありますが、JPGだけの撮影に比べれば表現の幅も広がります。

またZenFone4 Selfie Proで紹介している自撮り時のセルフタイマー機能もあります。

なおいつもならSIMカードの入れ方を説明しますが、基本的にZenFone4と同じなのでZenFone4のレビュー記事をご覧ください。

ZenFone4 ProはAndroid8(Android O)にも対応

ZenFone4 ProのOSはAndroid7.1.1が入っていますが、次のAndroidOSであるAndroid8(Android Oreo)にも対応することが決まっています。

だからAndroid8.0のスマホが出るまで待つという必要性はなく、ほしければすぐに購入した方が良いでしょう。

ZenFone4 Proを使った感想と評判

ZenFone4を実際に約3ヶ月使ってみて感じたことは、非常に高性能でサクサク動き、何も困らないということ。

カメラ性能もZenFone4よりも高く、メインのスマホとして使いたいくらいのものです。

しかしメインのスマホとしては管理人の希望するZenFoneとしての機能が1つ足りないんです。

それは専用のView Flip Coverが出ていないことです。

ZenFoneシリーズと言えば専用のView Flip Coverを取り付けて使うことで更に使いやすさが増すのですが、ZenFone4 Proには専用View Flip Coverが出ていません。

そのためにメインのスマホとして使えないいうのが管理人にとっての最大の欠点となっています。

もっともView Flip Coverなんて使わないという人には全く関係の無い話で特に気にする必要の無いことでしょう。

動きも問題ないし、カメラ性能も良いし、DSDSにも対応しているし、性能面で見れば本当に満足なスマホとなっています。

ZenFone4 Pro 最安値 MVNOは?

SIMフリースマホはMVNOのセット販売で購入すると1万円以上安くなることが多々あります。

まだSIMを契約前ならSIMとセット購入することをおすすめします。

ZenFone4 Proは数カ所のMVNOでセット販売されていますが、最安値はずばり IIJmioです。

IIJmioは安定した回線で技術的な信頼度はNo.1となっているMVNOです。

販売価格は79800円(税込86184円)となっており、ASUSで購入するよりも1万円も安くなっています。また様々なキャンペーンを併用すると更に1万円以上安くなることも。

次に安いのはそのNifMoです。

販売価格は84445円(税込91200円)ですが最大20000円以上のキャッシュバックと併用すると一番安くなることも。

以上、ZenFone4 Proのレビューでした。