太陽を盗んだ男は、熱狂的なファンを持つ1979年に上映された沢田研二主演の邦画です。
何度も名画座でリバイバル上映もされ、若い世代でもファンが多い作品だけにVODで見たいと思っている方も多いことでしょう。
どういった映画だったか、どのVODで見られるかネタバレも含めて紹介します。
ネタバレ(内容)を知りたくない方向けにあらすじ・ネタバレ内容は最後にしてあります。
太陽を盗んだ男 が見られるVOD・サービス
太陽を盗んだ男が見られるVODやサービスは下記ものがあります。
VOD | Netflix | ○ |
ビデオマーケット | ○ | |
DMM動画 | ○ | |
レンタル | TSUTAYA DISCAS | ○ |
DMM DVDレンタル | ○ |
*2021年1月8日現在の情報です。
サクっと単発で見たいのなら、DMM動画で見るがおすすめです。
月額定額でいろいろな映画も合わせてみたいのなら、Netflixがおすすめです。
太陽を盗んだ男 基本情報
作品名 | 太陽を盗んだ男 |
制作国 | 日本 |
監督 | 長谷川和彦 |
脚本 | 長谷川和彦 |
レナード・シュレイダー | |
主演 | 沢田研二 |
出演 | 菅原文太 |
池上季実子 | |
水谷豊 | |
風間杜夫 | |
西田敏行 | |
公開 | 1979年10月6日 |
配給 | 東宝 |
制作会社 | キティ・フィルム |
上映時間 | 147分 |
シリーズ化 | なし・単作 |
太陽を盗んだ男 関連作品
- 青春の殺人者(同じ監督)
- 魔界転生(沢田研二の代表作)
長谷川和彦監督の2作品が好きな人ならきっと気にいるであろう作品が、根岸吉太郎監督「狂った果実」です(石原裕次郎氏の作品とは別の映画です)。ただしR18作品となっています。
太陽を盗んだ男 関連リンク
太陽を盗んだ男を観た感想・評判
学生時代にレンタルビデオ店でVHSのビデオを借りて観て、更にリバイバル上映で映画館で観て、DVDを購入して観た「太陽を盗んだ男」大好きな立場からですが、めっちゃ面白いからで観て欲しい!というのが一番の感想です。
ただ1990年代までは根強いファンがいたものの、知る人ぞ知る映画というイメージでしたが、1999年キネマ旬報「映画人が選んだオールタイムベスト100」日本映画篇では13位、2009年「オールタイム・ベスト映画遺産200(日本映画編)」〈日本映画史上ベストテン〉では歴代第7位に選ばれた結果、今でも話題のぼることが多い人気映画となっています。
太陽を盗んだ男 あらすじ&ネタバレ
中学校の理科教師をしている城戸誠(沢田研二)は、昔は熱血な先生として人気もあったが、いつのまにか、無気力に包まれ生徒からは空っぽな様子を揶揄され「フーセンガム」と呼ばれてしまうようになっていた。
ある日、城戸誠と生徒が乗った社会科見学の帰りのバスがバスジャックされてしまう。
そのバスジャックを逮捕したのが山下警部(菅原文太)だった。
その後、城戸誠は老人になりすまし、派出所の警官から拳銃を盗む。そして茨城県東海村にある原子力発電所に侵入しプルトニウムを盗んでしまう。
盗んだプルトニウムを使い自宅で原爆を作ってしまう城戸
原爆を作った後、原爆を使い政府を脅迫する。
その時の政府側の交渉役としてバスジャック事件の時の山下警部を指名する。
また城戸は自分のことを9番と名乗る。核兵器を持っている国は8つあり、自分は9番目に核兵器を持ったから9番と。
しかし城戸自身は、金が欲しいとか世界を変えたいという欲求はなく、野球のナイター中継を延長させる程度のことしか政府には要求しなかった。
そこで原爆を作ったけど要求することが思いつかない城戸はラジオの公開放送で原爆を持っているけど何をしたいか?呼びかける
ラジオのDJが沢井零子(池上季実子)だった。沢井零子はDJブースから見えた城戸がきっと原爆を作った男だと感じ、距離を縮めていく。
そのラジオでのリクエストの結果、城戸は「ローリング・ストーンズ日本公演」を政府に要求することにした。
しかし原爆を作る際にサラ金から借りたお金の返済が出来ない状態になり、政府に5億円を要求することになる。
山下警部は現金受け渡しであれば、絶対に犯人(城戸)は現れると思い、電電公社に無理やり協力させて城戸のいるビルを割り出す。
城戸は包囲された中から脱出するため、原爆を場所を山下に教え、5億円をビルの屋上からばら撒くように指示して、どさくさに紛れて逃げることに成功する。
原爆は政府(警察)に回収されたが、城戸は再び原爆を盗み出すことを決意、沢井も協力して奪い返すことに成功するが、沢井は亡くなってしまう。
また城戸は原爆を作っている時に浴びてしまった放射能のため、歯茎から血が出たり、髪が大量に抜ける状況となり、自分も長くは生きられないことを悟る。
そしてローリング・ストーンズの日本公演日、場所は武道館
城戸が現れると思っていた政府・警察は当然、そこで張っている。その中には山下警部の姿も。
城戸は山下警部に近づき、自分の正体を告げ、30分後に原爆を爆発させると脅迫してビル屋上につれてきて拳銃で山下警部を撃つ。
しかし中々死なない山下警部、2人はもみ合い、ビルから落ちてしまう。
山下警部はそこで死んでしまうが城戸は原爆を持ち、放射能に蝕まれた身体で街を彷徨う。
やがて30分となり、映画はここで終了する。
太陽を盗んだ男 ココをチェック
今では有名になった俳優がちょい役で出ているのでチェックして下さい。
特に沢田研二が老人に化けて派出所の警官から拳銃を奪うシーン、警官はなんと水谷豊さんです。
水谷豊さんは、この映画の監督である長谷川和彦氏のデビュー作「青春の殺人者」に主演しています。
他にもサラ金に西田敏行さん、ラジオプロデューサー役に風間杜夫さんなどなど
また今では信じれない国会議事堂や皇居前でのゲリラ撮影もあり、当時としてもかなり無茶な撮影をしていたことがわかります。
そして最後に沢田研二さんと菅原文太さんの対決シーン、菅原文太さんがまるでゾンビにように死ななくて、それはそれで面白い演出になっていますが、ここは意見が分かれるところでしょうね。
1979年の作品なので上映から既に40年以上経過していますが、観て損の無い、おすすめの映画です。
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